新社会人の皆様へ おすすめ高級腕時計
2021-03-09 11:30
毎年、1月から3月頃までは新社会人の皆様から、「仕事でも使える腕時計を探しています」というご相談が増えます。決して安いお買物ではなく、 腕時計のモデルによっては今後何十年とご愛用いただけるものも多数存在していますので、是非様々な時計をお手に取ってご検討なさることをお勧めします。
そして、新社会人の皆様からのご相談を伺うと、「あまり華美ではないもの」、「流行に左右されないもの」、「時計メーカーのもの」などのご要望が多く、しかも複数重なるケースがほとんどですね。100%ご要望にお応えすることは難しいのですが、本日は幾つかの腕時計をピックアップしてみました。今後のお時計選びのご参考にしていただけたらと思います。
おすすめ高級腕時計① ロレックス
「ロレックス」とは、創設者であるハンス・ウイルスドルフによって、1905年にロンドンで設立された高級時計メーカーです。1919年、時計製造で有名なスイスのジュネーブに会社を移し、様々な発明を行って時計業界の発展に大きく貢献してきました。
特に、1926年に「オイスター」と名付けられた、世界初となる防水性と防塵性を備える腕時計の発表は有名ですね。その他に発表された傑作シリーズ数々は、半世紀以上の歴史を持つものが多く、手を加える必要が無いと言われるほどに完成されたデザインや機能が世界中の時計ファンを魅了します。
エクスプローラー 214270
「エクスプローラー」とは、『探険家』という意味を持つロレックスのプロフェッショナルモデルです。諸説ありますが、1953年に世界最高峰エベレストへ人類初登頂に成功した遠征隊が、ロレックスを携行していたと云われています。エクスプローラーは、その人類初登頂という偉業に敬意を払って発表されました。
開発のコンセプトは、雪山や洞窟などの過酷な環境においての『見易さ』で、その抜群の視認性が大きな特徴となっています。
時代と共に耐久性や精度向上の為、様々なマイナーチェンジが施されていきますが、基本的なデザインと高い視認性に関しては、半世紀以上経った現在にも引き継がれています。
こちらのエクスプローラーは、現行モデル(2021年3月9日現在 )の新品です。2010年のモデルチェンジでケースサイズが36mmから39mmへとアップし、2016年には文字盤の3・6・9時の数字の部分にも夜光が入るというマイナーチェンジが施されて現在に至ります。
流行に左右されないシンプルで飽きの来ないデザインは、ビジネスからカジュアルまで幅広く活躍してくれること間違いありません。決してボリュームが有るわけでもなく、むしろスマートな形状ですが、実際のサイズ以上の存在感溢れるモデルです。一度お手に取って頂きたいモデルの筆頭です。
尚、現行のエクスプローラーは、高すぎる人気に対して供給が追いつかない為、メーカー直営店や代理店では品切れが続いています。弊社のように、海外から腕時計を輸入する並行輸入店での入手は可能ですが、仕入価格が高騰し、販売価格は定価を超える状況となっています。
メーカーの定価は687,500円ですので、代理店で見つけられましたら即決をお勧めしたいところですが、エクスプローラーのマイナーチェンジが囁かれている近頃では定価での入手は困難かもしれません。
※エクスプローラーを含めたプロフェッショナルシリーズの留め具は、形状の違いはあるものの、セーフティキャッチ付きとなっていて、衝撃で簡単に外れてしまわない構造となっています。
オイスターパーペチュアル31 277200
「オイスターパーペチュアル」とは 、ロレックスの大きな特徴である機密性の高い防水ケースと、高精度自動巻きムーブメントを備えた代表的なシリーズです。その歴史は古く、「オイスターケース」の発表された1926年まで遡ることが出来ます。
「オイスターケース」とは、内部の機械を守る為の堅牢なケースのことですね。金属の塊から削り出したミドルケースに、リューズ・裏ブタ・ベゼルをねじ込み、高い気密性を確保するシステムです。 特許取得に至っているこちらのシステムは、一部のシリーズを除いてほぼ全てのロレックスに対応しています。
また、永遠という意味を持つ「パーペチュアル」は、ロレックスが発明した両方向(それまでは一方向)回転ローターのことです。過去のロレックス時計には、手巻きやクォーツのモデルが存在しましたが、現在のロレックスの腕時計は自動巻きのみとなりますので、全てのモデルが両方向回転自動巻きローターを搭載しています。
これら2つのロレックスの発明を備えた「オイスターパーペチュアル」は、派手なデザインではありませんが、エクスプローラー同様にロレックス社の技術の粋が詰まったシリーズとなっています。
本日ご案内しているオイスターパーペチュアルは、新世代ムーブメントであるキャリバー2232を搭載した現行モデルの新品です。日差±2秒の高い精度と、55時間のパワーリザーブを実現しています。また、ケースサイズは31mmとスモールサイズの枠ではやや大きめですが、時間も見やすくてとても実用的です。社会人1年目として、あまり華美な腕時計は使い難いという方には大変お勧めです。
※エクスプローラーの留め具は、ダブルロックシステムとなっておりましたが、こちらはシンプルなシングルロックの為、腕時計を外す際には手間がかかりませんね。
おすすめ高級腕時計② オメガ
「オメガ」とは、1848年にスイスで設立された老舗時計メーカーです。 代表作は「 手巻きのスピードマスター 」、人類が初めて月面着陸したミッションに携行されたモデルとして有名です。NASA(アメリカ航空宇宙局 )の公認時計として採用されており、その耐久性が世界中で認められています。
また、オメガは過去に幾度となく、オリンピックの公式計時を務めたり、「007」の映画に使用されたりすることもあり、ロレックス同様に世界中で幅広い層のファンを獲得しています
スピードマスター レーシング
「スピードマスターレーシング」は、50年程前に発表されたオメガの代表作である、手巻きの「スピードマスター」から派生した自動巻きシリーズの1つです。直径が手巻きのシリーズよりやや小振りとなりますが、それでもケースサイズは40mmと存在感は充分です。
こちらのスピードマスターレーシング は、モータースポーツの世界をイメージしています。特に、石畳がデザインされたインダイヤルが特徴的ですね。ストップウォッチという複雑な機能だけではなく、デザインにワンポイントのアクセントが付いたことが人気の理由の1つとなっています。
優れたデザインもそうですが、価格と性能のバランスが良いということも魅力の1つとなっているようですね。特に、若い方には高い人気があり、初めて購入する機械式時計はオメガだったという方が結構いらっしゃいます。
また、残念ながらこちらのモデルは現在生産終了となってしまった為、今後は新品の在庫をいつまで用意できるか予測がつかない状態です。新社会人の皆様だけではなく、普段使い用にスピードマスターレーシングを気になっている皆様も、是非お早めにご検討下さいませ。
デ・ビル プレステージ デュードロップ
こちらのモデルは、フランス語で「都会」を意味する「デ・ビル」シリーズのスモールサイズです。オメガの根幹を担う4種類の主力シリーズの1つで、エレガントなモデルを多く取り揃えています。
デュードロップはその名の通り、ラグの部分を「しずく」型にした上品なデザインとなっています。ケースサイズは24mmと小振りな為、仕事中でもあまり邪魔にならない大きさや重さだと思います。また、こちらのモデルは電池を動力にしている為、機械式時計のように時間がずれてしまうことがほとんどありません。時間には正確でありたい、という方には大変お勧めです。
※こちらのモデルはクォーツ時計といい、電池を動力にして針が動きます。2~3年ごとの電池交換や、将来的にオーバーホールというメンテナンスが必要になります。
まとめ
今回のご案内ではゴールド製品を外してみましたが、お勤め先によって華美なデザインの許容範囲も変わってまいります。暫く様子を見て、仕事に慣れて余裕が出来てから、腕時計を検討してみても良いかもしれませんね。
タグホイヤーやブルガリ等、まだまだ腕時計はたくさんございますので、その他の新品モデルはこちらからご覧下さいませ。