「一つの到達点:カルティエ パンテール」2017年2月28日
2017-02-28 18:45
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ブログをご覧の皆さまこんにちは、銀座エバンスの福永です。
本日はカルティエのパンテールをご紹介いたします。
Ref.WF3141B9
パンテールは1983年にカルティエの象徴であるパンテール(豹)をモチーフに、しなやかさと力強さ、そして類まれな美しさを持って生み出されました。その時計の誕生は大きな衝撃を与えると同時に、造作に長けるカルティエウォッチの中でも絶大な人気を誇り、羨望のモデルとしての地位を築き上げました。
時は経ち、後に発表されたサントスドゥモワゼルにその座を譲る形でパンテールは生産を終えましたが、スクエアを基調にしながらも柔らかな曲面を取り入れたパンテール独自のデザインは他に代わるものが無く、根強い人気故にUSEDでの需要も衰えないモデルとして今に継がれています。
今回ご紹介のミニサイズはゴールドモデルでのみ展開されたサイズで、その華奢な雰囲気が女性の手元に華やぎを添え、滑らかな着け心地と二重のダイヤモンドセッティングが光を受け輝く様は、最高峰のジュエラーであるカルティエの技術とセンスが遺憾なく発揮された一本と言えます。
また今年(2017年)、復刻モデルが発表され再び注目を集めています。そのスタイルは忠実に再現されているようですが、それもオリジナルがあってこそです。時代の移ろいと共に求められるものは時計に限らず変化しますが、一方で時の流れの中においても確固たる美しさを持って、いつの時代も支持される稀有なものも存在します。パンテールはそのような存在であり、これまでも、そして長い未来に渡ってカルティエを象徴するモデルとし語り継がれる名作と言えるでしょう。