エバンスブログ

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「伝統と歴史の重み:ヴァシュロン・コンスタンタン オーバーシーズクロノグラフ PGブレス Ref.49150」2015年7月24日

2015-07-24 11:00

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こんにちは、銀座エバンスの稲田です。
梅雨も明け蒸し暑い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
水分を充分お摂りになって、熱中症対策なさってくださいね。

さて、本日は伝統と現代技術の融合ブランド
“ヴァシュロン・コンスタンタン オーバーシーズクロノグラフ PGブレス”のご紹介です。


1755年9月、時計職人のジャン=マルク・ヴァシュロンによってジュネーブに創業された
ヴァシュロン・コンスタンタン。
このブランドは創業以来一度も系譜を絶やさず、第三者に経営を譲ることなく時計づくりを行っている、創業260周年という世界最古のマニュファクチュールなんです。

1755年の彼の最初の作品は、銀の懐中時計でした。
その後、息子のアブラアムへ工房を引き継ぎ、複雑機構の懐中時計の製作がはじまります。
そしてマルクの孫息子、ジャック・バルテルミーへ家業が引き継がれた後、この孫息子の手腕により国王や王子といった高い身分の方々が、ヴァシュロン・コンスタンタンの顧客となっていきます。

またこの孫息子、ジャック・バルテルミー・ヴァシュロンが、1819年にビジネスマンだったフランソワ・コンスタンタンを共同経営者に迎えたことにより、
ブランド名が“ヴァシュロン&コンスタンタン”となったのです。


1880年、マルタ十字がブランドロゴに登録されました。
現行のモデルの尾錠や時計内部の部品、文字盤上にマルタ十字を採用しています。
マルタ十字についてですが、16世紀後半に起きたマルタ包囲戦で、当初キリスト教の修道士の集まりであった聖ヨハネ騎士団がマルタに本拠地を置いた時にでき、のちにマルタ騎士団と呼ばれるようになりました。
そのため、この騎士団の紋章がマルタ十字と呼ばれるようになったそうです。

そして本日ご紹介するオーバーシーズのブレスレットも、このマルタ十字をモチーフとしたデザインがなされています。
ブランドロゴをあしらったブレスレットは他のブランドに殆ど類を見ず、伝統と歴史を重んじているヴァシュロンならではのデザインです。
このブレスレットはデザインだけではなく着け心地も素晴らしくなめらかで、また42mmのケースサイズは腕に乗せると意外と大き過ぎることなく、細い方でもスッと馴染んでくれます。
ピンクゴールド無垢からずっしりと重みが伝わってきて、260年というブランド自身の重みも感じられるような気がします。

オーバーシーズの原型は、ヴァシュロン生誕222周年の1977年に製作された“222コレクション”というモデルです。
同じ時期に発表されたノーチラスやロイヤルオークと少しデザインが似ていたため、デザイナーは同じジェラルドジェンタではないかと騒がれたそうです。

様々な論争の中、222コレクションは2007年にヨルグイゼックのデザインだと公になりましたが、未だジェンタ説は続いています。
それほど当時も今も、オーバーシーズは世界中の時計ファンから注目を集めているモデルなんですね。

222コレクションは120mという高い防水性を持ち、当時珍しい無反射コーティングを施したサファイアクリスタルを採用、耐磁ケースといった過酷な環境下でも使用できるといった特徴を持っています。

そして1996年にオーバーシーズとして復活を遂げ、2005年に創業250周年を記念して、
現在のオーバーシーズに至ります。
オリジナルモデルより高い防水性150mを持ち、ムーブメント全体を保護する耐磁性スクリーンの搭載により、25,000アンペアまでの耐磁性を誇ります。


デザインだけでなく実用性にもとことんこだわったオーバーシーズ。
是非一度、お手にとって頂きたいです。

そしてこのPGブレスモデルのグレー文字盤のUSEDは、現在ここエバンスにしかありません。
革モデルはエバンスでも入荷の実績がありますが、ブレスレットモデルははじめてです。

貴重なモデルのこの重みと着け心地のよさを、みなさまに味わっていただきたいです。
何かお問合せなどございましたら、私稲田までお待ちしております。

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