「初代 シードゥエラー ロレックス Ref.1665」2015年6月12日
2015-06-12 18:30
(※本文中のリンクは、サイトリニューアルのためリンク切れになっていることがございます。予めご了承ください。)
みなさんこんにちは、銀座エバンスの稲田です。
時候不順の折、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
梅雨に入り、急に冷え込む日もありますので、皆様充分ご自愛下さいね。
さて、本日は“シードゥエラー・ファーストモデル”
をご紹介致します。
1964年、サブマリーナ第4世代にあたるRef.5513が登場し、この5513をベースに
試作的に開発されたのが、シードゥエラーの原型、サブマリーナRef.5514です。
シードの原型といわれている所以は、1968年、フランスの潜水専門会社コメックス社と共同開発で
サブマリーナに初めてヘリウムガスエスケープバルブを搭載したことにあります。
Ref.1665
その5514を改良して防水性を200mから610mまで引き上げ、初めてシードゥエラーという名を冠して
ロレックス社から登場したのが、このRef.1665なんです。
キャリバーはRef.1680と同じCal.1575ですが、1680との決定的な違いは防水性と、
今現在にも受け継がれているサイクロップレンズを取り除いた風防です。
厚みもこの2モデルでは2.5mm程違い、見た目も1665はドーム型風防なので一目でシードゥエラーだと
わかります。
次に発売された16600や現行の116600はガラスがフラットなサファイアになり、サブマリーナと
見分けがつかないとよく言われますが、ディープシーは1665の面影を残していますね。
ぶ厚いサファイアクリスタルを使用していますが、少しドーム型になっており丸みを帯びています。
このように過去の作品と比較してわかることは、現行のモデルに最新の技術を用いて主に内部に変更は
あるものの、1665に関しては40年以上時を経た今でも変わることのない形、デザイン、まさに一生ものといえる時計、それがロレックスだということです。
アンティークの醍醐味は、最新の現行モデルの素晴らしさが実感でき、更に好きになる所だと私は思います。
知れば知るほど深いアンティーク・ロレックス。
是非一度お手にとってご覧下さい。
そして、現行のロレックスと比較してみて欲しいです。
みなさまのご来店、心よりお待ち申し上げております。