「継承と進化~ パテック フィリップ 年次カレンダー Ref. 5396G」2012年6月5日
2012-06-04 11:33
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こんにちは、エバンス銀座店でございます。
本日はパテック フィリップ 年次カレンダー Ref.5396Gをご紹介します。
年次カレンダーは1996年に同社が開発し特許を取得した機構でございます。大の月、小の月は自動的に判別しカレンダーを調整しますが、唯一2月の末から3月に切り替えが対応出来ないため、3月1日に調整が必要になります。また日付や月、ムーンフェイズ等の調整はそれぞれ独立した調整ボタンで行うため非常に調整し易いです。複雑機能でも取扱い易くという同社の姿勢を体現しているこの機構はまさにパテック フィリップ代表作であります。
2006年に発表されケースから流れる様に派生するラグやフラットベゼルはパテック フィリップのアイコンでもあるRef.96を踏襲しています。そして文字盤のデザインも月と曜日の窓を並行に配置したダブルギッシェを採用し非常にエレガントな仕上がりとなっています。
今回紹介するRef.5396は文字盤がバーインデックス、ドルフィンハンドにダブルギッシェ6時位置にムーンフェイズを配し、まさに1940~1950年代の永久カレンダーを彷彿いたします。パテック フィリップを代表する複雑機構とデザインを兼ね備えたこのモデルは所有者にパテック フィリップの魅力を静かに語りかけてくれることでしょう。