銀座エバンス販売員の選ぶ20代男性におすすめの機械式腕時計
2021-03-30 11:00
今回は銀座エバンスの販売員が独自の目線で20代の方へ向けてのおすすめの時計を選んでみましたのでご紹介したいと思います。
20代の方と言うと、学生を卒業したばかりで社会人になり立ての方や、新生活を始めこれからの未来への希望に向けて走り出すという方も多いことと思います。その様な方たちに向けて実用性の高い時計やコストパフォーマンスに優れている時計。また、少し背伸びをして購入してみたい時計など、腕時計を6点ご紹介致しますので時計選びの御参考にしていただければ幸いです。
高級腕時計を持つこと。
現在巷では若い方達の高級腕時計離れが囁かれています。スマートウォッチや携帯電話の普及によって腕時計を着用する方が減っているなんて話がありますね。また、腕時計だけでなく車離れなんていうのも耳にします。
こういった高級品に対する憧れ自体が無くなってしまったのでしょうか。そういったものであれば少し寂しいように感じます。
ではなぜこのような時計離れが囁かれている時に「高級腕時計」がオススメなのか?
それは高級時計にしか出せない味わい深さであったり、資産性を併せ持つことです。単に時間を確認するだけであれば安い腕時計で構わない訳ですが、高級腕時計には着用することへの満足度であったり、各ブランド毎の歴史であったりと所有者の満足度や価値を上げるものがあります。
高級腕時計は主に機械式腕時計が主要となりますが、これは職人の手作業で組み立てられます。その為、製作に時間を要しコストも掛かります。ムーブメントに数百個以上ものパーツを要するものであればおのずとその価格が上がるのは想像に難くないでしょう。
その他の実物資産(例:車、家)に比べると持ち運びが容易で、流動性や換金性の高いものであることから売買が盛んです。人気モデルであれば高値での取引もされています。
20代の方であれば仕事を頑張った自身へのご褒美や、これからより一層頑張っていくと決意の購入でもいいと思います。資産的な価値を考えての購入もいいでしょう。若い方に腕時計の魅力を再認識していただけると幸いです。
①カレラ ホイヤー02 スポーツクロノグラフ
先ずはタグホイヤーから、カレラ ホイヤー02です。2020年に新しく発表された「カレラ」であり、スポーティーなデザインが特徴的です。ケース径は44mmと大きく、抜群の存在感を発揮します。
カラーバリエーションは4色あり、ブレスレットタイプが3カラーで、革ベルトタイプのコンビネーション仕様が1カラーあります。
ここでは黒文字盤をご紹介したいと思います。
全体のスポーティーな印象を格上げしているのは、ケースとブレスレットを繋いでいるラグが快適性を求めたことにより、短く設計されたことが挙げられます。
サテン仕上げとポリッシュ仕上げが交互になされたケースは全体の印象をより高級に見せてくれていますね。セラミック製のベゼルを採用したことで全体的な艶感が向上し、まとまりの良いデザインとなっていると感じます。
黒ベゼルに黒文字盤はもはや定番中の定番でありますが、その引き締まった印象はとてもかっこよく人気の高いデザインとなっています。
②オメガ スピードマスター プロフェッショナル
オメガのフラッグシップモデルであり、通称「ムーンウォッチ」や「プロフェッショナル」として親しまれている時計です。世界中に多くのファンを持つスピードマスター。歴代で様々な型番がありますが、Ref.3570.50をご紹介致します。
第6世代のスピードマスタープロフェショナルで、多くのファンに愛されてきたモデルです。プラスチック風防を備え、手巻きムーブメントを搭載。変わらないデザインが魅力でもあるスピマスのプロフェショナル。1996年~2014年まで製造されました。
この様にスーツにばっちり合うのはもちろんの事、カジュアルな服装にも似合うデザイン性の高さも人気の理由でしょう。
③IWC スピットファイア マークXVI
つづいてはIWCからパイロットウォッチであるスピットファイアです。その名は、イギリスで最も成功を収めたと言われる戦闘機スピットファイアから名付けられました。スタイリッシュで高級感溢れるミリタリーウォッチというところでしょうか。
こちらはシンプルさが魅力と言えます。質実剛健なブランドのIWCならではの作りと言えるでしょう。
ネイビーの革ベルトとの相性がバッチリで様々なスタイリングに活用出来そうです。文字盤はシルバーカラーにアップライドインデックスを採用しています。アラビア数字がなんともチャーミングですね。
かっちりとしたスーツ姿にもばっちりと合います。
④ブライトリング スーパーオーシャン44
ブライトリングを代表するダイバーズウォッチである「スーパーオーシャン」。
こちらのモデルは1000mもの防水性を有しています。非常にハイスペックなモデルでありながら、中古市場で20~30万円台(2021年3月現在)での販売価格というのは御値打ちに感じます。
44mmケースを使用し、視認性が非常に良いです。シンプルなデザインであり、オンオフ問わず着用可能です。
コストパフォーマンス抜群の一本と言えるでしょう。
⑤チューダー ブラックベイ
ロレックスのディフュージョンブランドとして知られているチューダー。2018年に日本国内再展開をし、チュードル改めチューダーとなりました。ロレックスの知名度向上に一役買い普及を目的としていたブランドでしたが、今やその人気は上昇傾向にあります。
1970年代に製作された通称「イカサブ」の復刻モデルで、イカ針とも呼ばれる短針が特徴的です。当時のリベットブレスを模したブレスレット仕様になっており、レトロな印象も感じさせます。
高級感は失わないようにゴールドカラーも取り入れつつ、纏め上げているところは流石です。
70時間のパワーリザーブも実現しているので実用性はバッチリで、休日に動かさなくても止まらないのは便利ですね。
機械式腕時計の入門としてもオススメです。
⑥ロレックス エクスプローラーⅠ
こちらは言わずと知れたロレックスの誇る人気モデル。今では現行品の新品実勢相場は100万円を超えています。(2021年3月現在)
さすがに100万円を超えてしまうと購入に踏み切るのも勇気がいるというものです。エクスプローラーⅠは欲しいけど現行品にはちょっと手が出せないなんて方にお勧めなのが、旧型リファレンスのRef.114270とRef.14270ですね。
こちらは現在の相場ではおおよそ70万円前後から80万円台の物となります。決して安いとは言えませんが、それでも現行品よりは手が出しやすいのも事実。
ロレックスが欲しくて少し背伸びがしたいなんて方には持って来いの時計です。ブランドのネームバリューはもちろんの事、圧倒的な資産性の高さを有する事からも20代の内から早めに購入しておくのもお勧めです。
最後に
20代の方へお勧めの腕時計としてご紹介をさせていただきました。今まで高級腕時計に興味が無かったなんて方や、これから購入を検討しているという方にも参考になれば幸いです。
価格は勿論、デザイン性の違うものが多くある中での時計選びは非常に悩みます。自身が気に入るお気に入りの一本を見つけるまでは長く掛かる方もいるかもしれません。
時間を見るだけの道具ではなく、人生を共に歩んでいく相棒として考えてみると選ぶのが楽しくなると思います。