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ロレックス GMTマスター Ref.16700の魅力

2020-03-31 11:00

こんにちは。
銀座エバンスです。今回はロレックスの魅力溢れるパイロットウォッチ GMTマスター”Ref.16700”を実機レビューしてみたいと思います。

ロレックスの『GMTマスター』とは

時計好きの方で知らない人はいないだろうという、ロレックスの誇る大人気パイロットウォッチです。二カ国の時間表示が出来るなど、機能面が充実しており特徴のあるツートンカラーのベゼルで有名です。通称”ペプシ”と呼ばれる赤と青のカラーが人気を博しており、高値で取引されています。

2018年に現行品のGMTマスターⅡのペプシベゼルが待望の復活を果たし、一躍話題のトップに踊りでた事も記憶に新しいですね。現行セラミックベゼルの注目度は非常に高く、相場も上昇し、おのずと生産終了品モデルも高まっていきました。その背景には現行品や2007年登場の、Ref.116710LNがGMTマスターの人気を再燃させたと考えられます。

GMTマスター1と2の違い

今回は旧型リファレンスで説明していきたいと思います。皆様はGMTマスターとGMTマスターⅡの違いはご存知でいらっしゃいますでしょうか。

時計やロレックスに詳しい方には当たり前の情報と言われますが笑
この二点では見た目の大きな違いというのは感じられず、細かな仕様違いはあるもののほぼ変わりません。

では何が違うのか。それは中身の機械が違うのです。外側を見ただけでは分かりませんね。GMTマスターではカレンダーの早送り機能が付いているのに対し、GMTマスターⅡではカレンダーを変更する際に短針の単独操作で行う事となります。

つまり短針のみを動かすことができ、ホームタイムとローカルタイムの時間変更が容易にできるのがGMTマスターⅡなのです。こちらの機能は好みが分かれる点ではあります。短針での単独操作は第3カ国目の把握も出来ることから、機能面で非常に優位に立ちます。しかしカレンダーの早送りの際に短針を2周回さねばなりません。 その為、近年ではより簡単に日付変更のできるGMTマスターのカレンダーのクイックチェンジが再度評価を受けているようです。

ベゼルディスクが交換できるGMTマスター

GMTマスターの5桁型番の場合、現在の現行品とは違いベゼルディスクの交換が可能です。その為、気分でベゼルのカラーを変更できるのが嬉しいポイントとなります。人気の赤青ベゼルや着用のしやすい黒ベゼルの二色があるので好みのカラーで楽しむ事が可能です。

カラーの人気で言うと2000年の数年辺りまでは黒ベゼルの人気が高かったですね。当時相場の安い赤青ベゼルのGMTマスターを購入して黒ベゼルに変更する方も多かった様です。現在では赤青ベゼルの方が高く、空前のペプシカラーブームといったところでしょうか。

このモデルでのベゼル交換は現在おおよそ2万円弱でメーカーで交換が出来るのでそれほどコストは掛かりません。この手軽さで色違いのバリエーションを楽しめるのはお得感がありますね。

シングルトリチとは

「シングルトリチ」こちらの言葉は聞いたことがあるでしょうか。ロレックス好きの方でなければ何のことと思うかもしれません。簡単に説明すると“シングルバックル”と“トリチウム夜光”の略です。

左:シングルバックル 右:ダブルバックル

シングルバックルというと、その名の通りダブルバックルやオイスターロックではない個体のことを指します。そして夜光塗料はトリチウムという自発光塗料を使用していること。この二点を併せ持つ個体が現在の中古市場では高い評価を受けます。つまり、ネクストヴィンテージウォッチとして注目されているのです。

ヴィンテージウォッチである4桁の型番号を持つ時計の値上がりが非常に顕著であり、個体数も減っていく一方であることから次にくるヴィンテージ候補として取り上げられています。

主に80年代後半~90年代半ばの個体の特徴であり、軒並み高騰を続けていますね。このような個体を見つけて楽しむのも面白いと思います。まだまだ実用性も高く、4桁のヴィンテージウォッチよりも気を使うことなく着用できることから人気も高まっています。

GMTマスター着けてみました。

では実際にRef.16700を着けてみます。

このようにベゼルのペプシカラーが非常に鮮やかです。ベゼルにはアルミニウムの素材を使用していることから、現行品のセラミックベゼルとは異なった輝きを放ちます。またこちらのベゼルは経年により褪色していく事もあり、ヴィンテージの雰囲気も味わう事ができますね。

シンプルな黒ベゼルもいいです。非常に合わせ易く使い勝手が良いですね。

とくに大事なポイントは、上記でも挙げましたが夜光塗料にトリチウムを使用していることです。自発光塗料のトリチウムは既に光らなくなっており、直射日光の紫外線を浴びることにより経年で焼けてくる特徴を持ちます。

トリチウムのモデルでも写真の様にインデックスや、針の色が若干違うのがお分かりになりますでしょうか?トリチウム夜光の焼けている個体と、焼けていない個体でも色がはっきりと違うのです。

個体差が生じてくる為、キレイに焼けているものとそうでないものとでは色味も雰囲気も違いますね。

GMTマスターの魅力

GMTマスターを着けてみて実際に感じたこと。それは第二時間帯の確認が容易に出来るという「利便性の高さ」ということが挙げられますね。また、ツートンベゼルやGMT針などを採用することにより、ファッション性の高い時計としてのイメージも確立していると考えます。

まさにおしゃれ時計!

当店でも売上トップを占めるロレックスの中で、GMTマスターはオシャレなお客様がお選びになるイメージがあります。また、すぐに見てそれと分かるデザインもロレックスらしくて良いのではないでしょうか。

今回ご紹介の5桁の型番号を持つスポーツモデルに関しては今後の資産価値の高まりが期待できる為、今のうちに購入に踏み切るというのも考えておいた方が良いかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか!

簡単ではございましたが、GMTマスターRef.16700についてお分かり頂けましたでしょうか。

魅力たっぷりのGMTマスター。時計界の中で圧倒的な知名度を誇るロレックスの中で自分好みの個体を探すのにはうってつけのモデルだと思います。

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