1992年に誕生したヨットマスター。サブマリーナーの高級仕様として、ヨットクルージングでバカンスを楽しむ富裕層向けをコンセプトに開発されました。
サブマリーナに似たデザインですが、船上での着用を想定しているため、防水性能はエクスプローラーやデイトジャストと同様に100m防水となっています。
当初はゴールドモデルのみのラインアップでしたが、その後、1997年にステンレスとイエローゴールドのコンビモデル“ロレゾール”仕様(メンズモデルのみ2004年)が加わり、1999年には、文字盤とベゼルプレートにプラチナを採用したヨットマスター「ロレジウム」が誕生しました。
ラグジュアリーモデルというコンセプトもあり、オールステンレス仕様の生産はありません。またスポーツモデルながら、サイズ選択が可能という点も特徴的です。
ロレックス ヨットマスター・ロレジウム Ref.16622の特徴
Ref.16622は、ステンレスケースにプラチナ製ベゼルプレートを備えた40mmサイズのヨットマスター・ロレジウム。1999年から2012年まで生産されました。後継モデル「Ref.116622」へのモデルチェンジに伴い、2012年に生産終了。フラッシュフィットやバックル部分の変更がありますが、 現行モデル(Ref.126622)とは見た目ではあまり変わりません。
スポーツモデルとしては珍しく、メンズサイズ(40mm)、ボーイズサイズ(35mm)、レディースサイズ(29mm)のラインナップがあり、ペアでの揃えることが出来る唯一のモデルでした。※現在は40mmと37mmのみ。
立体的な回転ベゼルが特徴でもあるヨットマスター。サブマリーナでは、潜水時間を計測するため逆回転防止ベゼルが採用されていますが、ヨットマスターでは、セーリング時間の計測を容易にするために両方向に回転するベゼルを備えています。
文字盤のバリエーションは、基本的にプラチナ素材を使用した「シルバー」のみですが、2012年頃に「ブルー」文字盤を搭載した“香港限定”が存在しており、生産本数は50本と言われています。
ロレックス ヨットマスター・ロレジウム Ref.16622のスペック
- 素材:ステンレス/プラチナ
- ケースサイズ:直径40mm
- ムーブメント:自動巻き( Cal.3135 )
- 防水性能:100m
- 夜光素材:ルミノバ(ブルー文字盤:インデックスのみクロマライト)
- 風防素材:サファイアガラス
ロレックス ヨットマスター・ロレジウム Ref.16622の製造年
1999年(A番)~2012年(ランダム番)
ロレックス ヨットマスター・ロレジウム Ref.16622のムーブメント
自動巻き-Cal.3135(ロレックス自社製ムーブメント)
搭載ムーブメントは、1988年から製造するロレックスの基幹ムーブメントで、現在、最も精度が高く、堅牢なムーブメントとして評価されているCal.3135。
高精度の証であるクロノメーター認定のムーブメント。堅牢性とともに安定した精度を実現しています。