1992年に誕生したヨットマスター。サブマリーナーの高級仕様として、ヨットクルージングでバカンスを楽しむ富裕層向けをコンセプトに開発されました。
サブマリーナに似たデザインですが、船上での着用を想定しているため、防水性能はエクスプローラーやデイトジャストと同様に100m防水となっています。
当初はゴールドモデルのみのラインアップでしたが、その後、1997年にステンレスとイエローゴールドのコンビモデル“ロレゾール”仕様(メンズモデルのみ2004年)が加わり、1999年には、文字盤とベゼルプレートにプラチナを採用したヨットマスター「ロレジウム」が誕生。ラグジュアリーモデルというコンセプトもあり、オールステンレス仕様の生産はありません。
またスポーツモデルながら、サイズ展開が複数ある点も特徴的です。現在は素材によってサイズ展開は異なりますが、42mm、40mm、37mmの3サイズを選ぶことができます。
Ref.126622は、ステンレスケースにプラチナ製ベゼルプレートを備えた40mmサイズのヨットマスター・ロレジウム。2019年に発表となった現行モデルです。
ロレックス ヨットマスター40 Ref.126622の特徴
Ref.126622は、ムーブメントの変更によるモデルチェンジで、2019年にリリース。前モデル(Ref.116622)とは外観上ほとんど変更はありません。 プラチナベゼルとステンレスのコンビネーションであるRef.126622の文字盤バリエーションは、落ち着いた印象「ダークロジウム」(ダークグレー)と、海を連想させる「ブルー」の2タイプがラインナップされています。
立体的な回転ベゼルが特徴でもあるヨットマスター。サブマリーナでは、潜水時間を計測するため逆回転防止ベゼルが採用されていますが、ヨットマスターでは、セーリング時間の計測を容易にするために両方向回転ベゼルを備えています。
前モデル(Ref.116622) から、ベゼルの構造が改良され、よりスムーズな回転を実現。ブレスレットも5mmの延長が可能なイージーリングシステムを採用しており、モデルチェンジとなったRef.126622においても操作性は変わりません。
両方向回転ベゼルには立体的な加工を施し、サンドブラスト仕上げのベゼルに浮き出た数字や目盛り部分はポリッシュ仕上げと、他のスポーツモデルとは異なる高級感があります。
ロレックス ヨットマスター40 Ref.126622のスペック
- 素材:ステンレス/プラチナ
- ケースサイズ:直径40mm
- ムーブメント:自動巻き( Cal.3235 )
- 防水性能:100m
- 夜光素材:クロマライト
- 風防素材:サファイアガラス
ロレックス ヨットマスター40 Ref.126622の製造年
2019年(ランダム番)~
ロレックス ヨットマスター40 Ref.126622のムーブメント
自動巻き-Cal.3235(ロレックス自社製ムーブメント)
ムーブメントは新世代ムーブメントと呼ばれるCal.3235を搭載。従来のパラクロム製ヘアスプリングや、パラフレックス・ショック・アブソーバーに加え、独自開発の「クロナジー・エスケープメント」により、よりエネルギー効率と耐磁性を高めています。70時間のロングパワーリザーブを備え、より信頼性を高めた仕様となっています。
もちろん、スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)のクロノメーター認定を受けており、2015年にはロレックス独自の新規格「高精度クロノメーター」の導入により、クロノメーターよりも厳しい検査基準を設けています。