日本の四季をダイアルで体現したらこうなった! グランドセイコー ”立夏・薫風”
2024-05-06 10:30
エバンスブログをご覧の皆さま、こんにちは。
ゴールデンウィーク最終日、いかがお過ごしでしょうか。
5月5日の昨日は、こどもの日。未来ある子ども達の健やかなる成長をお祝いして、立派な鯉のぼりが近所のあちらこちらで青空を泳いでいましたよ。現代にも息づく、日本ならではの風習にホッコリいたします。
さて、今年のこどもの日、昨日は、二十四節気(春夏秋冬という季節の呼び名とは別に1年を24分類した暦)の中で『立夏(りっか)』です。梅雨入り前(小満)の時期までの約15日間。大変過ごしやすい気候が続くこの時期ではありますが、暦の上では夏のはじまり。「夏が立つ」と書くように、陽気も増し、少しずつ夏の気配も感じられるような時期。初夏の若葉や青葉の薫りを含んだ、穏やかな薫風が心地良い季節のはじまりでもあります。
そんなステキな日本の季節の風情を腕時計で体現する、グランドセイコーの二十四節気シリーズより、まさに今がドンピシャのタイムピースをピックアップ。爽やかな初夏、豊かな緑あふれる大地に吹く風「立夏・薫風」をダイアルに表現するとこうなった!今の季節にオススメしたいタイムピース「ヘリテージコレクション メカニカルハイビート“立夏・薫風”」をご紹介です。
グランドセイコー
部品の製作から組み立てまで。時計をつくる全過程において、自社で一貫して手掛ける真のマニファクチュールメゾン、グランドセイコー。メイドインジャパンが誇る、日本人ならではの繊細で緻密なつくりは、スイス製の名門ブランドとも引けを取らない素晴らしく信頼のおけるものだと高く称賛されます。
高い視認性、充実した機能、上質のデザイン。3拍子揃いに、優れたコストパフォーマンスで比較的手が届きやすい!と幅広い世代から愛される国民的ウォッチは、昨今、海外からの注目度が再加熱。世界を行き来する規制が緩和された今、ここ銀座の街にも朝から多くの外国人観光客がグランドセイコーを求めて、ご指名買いに集います。
美しさの追求とともに生まれた実用時計マスターピース、伝統に新しい息吹を吹き込む珠玉のヘリテージ、さらなる信頼に応えるプロフェッショナル スポーツコレクションと…。
多彩なグランドセイコーは正確で、見やすく、美しい日本の腕時計を構成します。
ヘリテージコレクション メカニカルハイビート“立夏・薫風
日本の季節や美しさを切り取り、デザインに融合して表現。そんな異色のコレクションを多岐に手掛けているグランドセイコー。日本人でも知らなかった、興味深い風習や伝統を腕時計で体現することが出来る!と、コアなファンはもちろん、日本好きな外国人からも注目・支持されています。
今ご紹介の「ヘリテージコレクション メカニカルハイビート“立夏・薫風”」。1967年に発売された同社初の自動巻き機械式モデル「62GS」を現代的にアレンジした「62GS現代デザインモデル」をベースに、日本特有の季節の移ろいを文字盤で表現したモデルです。
冒頭でもお伝えした二十四節気の1つ、“立夏“。春が過ぎ、太陽の日差しが爽やかな初夏の頃。豊かな新緑のかおりを含んだ風”薫風“から着想しています。珍しい有機的な緑色の文字盤は、一瞬にして目を奪われます。さらに日本人だからでしょうか、風情ある柄にもなんだかホッとしてしまいます。
一般的に外装がステンレススティール製でしたら、文字盤には同色の針・インデックスを採用することが多いのですが、こちらはなんとゴールドを採用。有機グリーンの中で美しく映えます。
美しい外観 ケース~裏蓋
ご覧のとおり、ベゼル(ガラス縁)のない構造によって、ダイアルがワイドに、よりサイズアップして見えるようになっています。また、金属の表面をゆがみのない滑らかな状態にする特殊な研磨工程「ザラツ研磨」を施すことで平面を主体としたデザインでありながら、精度だけでなく、意匠と完成度が高まる仕上がりに。まさに日本製高級時計の代名詞とも称され、オーナーからの信頼を裏切りません。
裏蓋はシースルーバックケースとなっており、「メカニカル・キャリバー9S85」を搭載。いつでも、どこでもその美しい鼓動をお愉しみいただくことができます。
「グランドセイコースタジオ雫石」の匠たちによって組み立てられた、こちらのムーブメント。機械式時計の精度を司る「テンプ」が1秒間に10回振動するようにつくられています。1時間に換算すると36,000回。一般的なムーブメントが28,800振動/時(8振動/秒)ですから、ハイビートです。
振動数は多いほど、外からの影響を受けにくく、より安定した精度を保つことが可能になります。自慢の振動数、そのまま呼称して、ダイアルに印字 [HI-BEAT3000ハイビート36000]。安全性に優れたピース、マニファクチュールとしてのイノベーションが凝縮されているようです。
いかがでしたでしょうか。
個人的に、いつもグランドセイコー日本伝統シリーズの入荷は楽しみの1つ。興味深いリリース背景にすっかり誘われ、その地へ行ってみたいな~なんて思います。
じっくりと移ろう季節を愉しみながら、この時計をご堪能ください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。