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ルミノールクロノ~PAM00121~

2024-04-16 11:00

エバンスブログをご覧の皆様こんにちは。

4月に入り春がやってまいりました。暖かくなり、過ごしやすくなってきてますね。新年度も始まり、新たな生活のスタートを切る方も多くいる事でしょう。

これからどの様な生活や出来事があるのか楽しみですね。

また、時計業界では毎年恒例の新作発表があり、各ブランドが公開をしています。気になるモデルやブランドは有りましたでしょうか。我々もお目に掛かれる日を楽しみにしているところです。

さて今回はパネライから、現在では見かける事も少なくなったRef.PAM00121のご紹介をさせて頂きます。ルミノールクロノの中でも一際小振りな40mmサイズのモデルです。

Ref.PAM00121

最後までご一読頂ければ幸いです。

①パネライとは

パネライはデカ厚時計の代名詞として2000年前半頃に一代ムーブメントを巻き起こしたブランドです。

出自が軍用時計ということもあり、視認性の良さに加えて時計自体の耐久性も評価されています。その独特なケースデザインで一目でパネライと分かるアイコニックなフォルムは、世界中の富裕層をはじめとした多くのファンを魅了しています。

ブランド発足から160年以上もの間、精密機器や時計の開発に着手してきた長い歴史を有していますが、パネライの腕時計が公に発表されたのは意外にもここ30年程のお話しとなります。

それまでは軍用時計として長くの間秘匿されてきたブランドですので多くの謎に包まれているブランドでもあります。その歴史や、謎に包まれている部分を含めてファンの心をくすぐっています。

2024年現在では「ルミノール」「ラジオミール」「ルミノールドゥエ」「サブマーシブル」の4つのシリーズからなるコレクションで構成されており、 魅力的な商品ラインナップとなっています。

特に薄型モデルの筆頭であるルミノールドゥエの登場は、女性や細腕の男性にも着用しやすく、選択肢が増えたことにより新たな顧客層の拡大に繋がっています。

また、近年では地球環境に目を向けリサイクル素材を活用したり、体験型の特典が付属するモデルが登場したりなど、新しくオーナーになる方々にとって貴重な経験も提供しています。

これまでとは違った新たなチャレンジをしていると言えるパネライ。様々なチャレンジをしている多くの人々におすすめのブランドです。

②ルミノールクロノ

パネライと言えば、ルミノールマリーナやルミノールベース、ラジオミールなどのシンプルかつ耐久性に優れた視認性抜群のモデルが多く活躍しています。

そんな中、ルミノールクロノはスポーティーな雰囲気を持つモデルとして人気を博しています。

現在のルミノールクロノのモデルには9時側ケースサイドにプッシュボタンが付いており、力の入りやすい親指でボタンを押す事が可能となった仕様となっています。

現行モデルに関してはどのモデルもスポーティーな見た目をしており、屈強かつパワフルな見た目。パネライならではのビッグフェイスかつ、視認性の良いクロノグラフとなっています。

一方で今回ご紹介の生産終了品モデルはクロノグラフモデルが登場した初期の頃のモデルであり、現在のルミノールクロノとは一線を画したデザインとなっています。

一般的なクロノグラフと同じく2時方向と4時方向にプッシュボタンの付いた仕様となっておりますが、そのデザインはパネライの特徴でもあるリューズガードと一体化したような見た目となっています。

また、現行ルミノールクロノに関しては2カウンターのクロノグラフですが、PAM00121は3カウンターのクロノグラフとなっており、より計器を思わせる見た目と言えるのではないでしょうか。

現行品のルミノールクロノのデザインも特徴的でありますが、今ブログでご紹介のPAM00121は現行品にはないデザインと、その希少性で魅力的な一本となっています。

③PAM00121

Ref.PAM00121

40mmケースのルミノールクロノです。生産期間が僅か一年程と短く、1500本という生産本数の為、市場に出回ってる数も少なく希少な一本です。

素材には耐久性が高く軽量なチタンと、ポリッシュ加工のされたステンレスを組み合わせている特徴的な仕様です。

ケースの横から見るとポリッシュ仕上げをしたステンレスのベゼルとチタンケースの素材使いで仕上げが違い、コントラストが生まれている事が分かります。

時計内部には、ハイビートムーブメントとして有名な「エル・プリメロ」をベースとした機械を搭載しています。

エル・プリメロと言えば、時計ファンの間では知らない人がいない程の傑作ムーブメントですね。

ハイビートかつ高精度のムーブメントとして知られており、これまで様々なクロノグラフモデルに搭載されてきました。その中でもロレックスのデイトナに搭載されていた事は皆様も知るところでしょう。

パネライは元々ロレックスにムーブメントを供給してもらっていた歴史もあるなど、ロレックスとの関係性やゼニスの名機をベースとしたムーブメント搭載を考えると、ロマン溢れる一本と言えます。

試着イメージはこちら。

40mm径のケースですから、ベーシックサイズである44mmと比べると小さく感じますが、パネライの存在感や特徴を損なうことなく上手くまとまっている印象です。

着用感に関しては、チタン素材を使用していることもあり軽いです。パネライはデカ厚モデルが多い為、似合う時計がないと思っていた方にはお勧めのモデルとなります。

グレー文字盤に同色の革ベルトを組み合わせた40mm径のクロノグラフという事で、パネライの中でも個性的な一本と言えるのではないでしょうか。

④まとめ

いかがでしたでしょうか。パネライの中でも特に出会う事の難しい希少モデルのご紹介でした。

メジャーブランドのロレックスやオメガ、タグホイヤーに比べると認知度は低いかもしれませんが、人と被る事が少なく、パネライのアイデンティティも失っていない事からも所有満足度の高まる一本ではないでしょうか。

パネライ好きな方はもちろん、個性的な時計をお探しの方にもお勧めです。

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