「存在感と高級感:ブレゲ マリーン 5827BA、5857BR」2015年12月23日
2015-12-23 18:52
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こんにちは。エバンスの藤本です。
今年も後10日をきりました。年々1年があっという間だと思うのが早まっているように感じています。皆さんはどんな1年でしたか。
本日はブレゲ・マリーンをご紹介致します。
マリーン クロノグラフ
型番(Ref.)5827BA/12/5ZU
マリーン GMT
型番(Ref.)5857BR/Z2/5ZU
マリーン・コレクションは、ブレゲの偉大な創始者アブラアンールイ・ブレゲが製作したフランス海軍のマリン・クロノメーター(航海用精密時計)からヒントを得て誕生しました。
ブレゲの伝統的な特質を継承しながら、よりスポーティな腕時計を生み出すために現代的な装いを曄っています。
ブレゲは1786年頃、手動旋盤による繊細な彫り模様を刻むことを初めて文字盤に採用しました。このフランス語のギヨシェとは「組み紐飾り」を意味し、紙幣や株券などに印刷される精密な幾何学模様もこのように呼びます。
さらに、複数の模様をひとつの文字盤上で組み合わせることで、より繊細で高貴な印象を獲得し、これがブレゲ・スタイルのひとつの典型となりました。
また、ギヨシェ装飾は単なる飾りにとどまらず、光の反射を抑えて視認性を高め、文字盤上のサークル(インダイアル)を際だたせ、読み取りやすさを向上させるといった効果も担っています。
時計の針は、穴が開き、先端が月を思わせる斬新なデザインの針を特徴としています。創設者によって考案されたこの針は、2世紀以上にわたる伝統を誇ります。このスリムですっきりとした針のデザインは1783年頃に誕生し、たちまち成功をおさめました。そしてこの「ブレゲ針」という言葉が時計界に広く流布するまでになりました。上品で読み取りやすいこの針は、ブレゲの時計のほとんどに採用されており、現在もなお多くのブランドが採用しています。
ブレゲ・ウォッチのケースバンドに施されたフルート模様「コインエッジ」(細かい溝を連続して施す装飾)も、控えめながら洗練された「ブレゲ・スタイル」の特徴をなす装飾モチーフのひとつです。様々な時代のブレゲ・ウォッチに共通するこの模様は、現代の腕時計のケースバンドにも刻まれており、他の時計と区別するための特徴のひとつとなっています。このフルート模様は、ゴールド素材に「冷鍛」という冶金作業を施し、しっかり固定した工作機器で手作業により刻みこまれます。
ブレゲ愛好家たちは、ブレゲを手に入れることが、特別の品を所有することに等しいことを熟知しています。ブレゲ・ウォッチは、時計を製造した多くの人々の才能と細心の注意の証として、製品のひとつひとつに個別の番号が付けられ、その数字はブレゲによって厳格に管理されています。これはブレゲのメゾン創設の初期からの伝統であり、ひとつのブレゲ・ウォッチを数世紀にまたがって追跡するための手がかりにもなります。
世界中で圧倒的な人気を誇る老舗のブランド、ダイバーズウォッチとして作られた時計であるにもかかわらず、エレガントであるということ、必要な防水性等を備えていること、42mmのケースにはそれ以上の存在感と高級感が溢れています。是非店頭にてお試しください。