「時を超越するフォルム~パテック フィリップ クロノメトロ ゴンドーロ Ref. 5098P」2012年6月26日
2012-06-26 11:30
(※本文中のリンクは、サイトリニューアルのためリンク切れになっていることがございます。予めご了承ください。)
こんにちは、エバンス銀座店でございます。
本日はパテック フィリップ クロノメトロ ゴンドーロ Ref. 5098Pをご紹介します。
1900年代初めから1927年までパテック フィリップは、ブラジルのゴンドーロ・ラブリオ社に時計を納めていました。その時計は従来のラウンドケースではなくトノーやレクタンギュラーといった角型の時計が多く非常に遊び心のあるデザインが特徴的でございました。
また某ブランドの代表モデルに非常に似ている(当然年代的にこちらがオリジナルになるわけですが)デザインがあることからも、その素晴らしさがお分かり頂けるでしょう。
パテック フィリップは1927年を最後に時計の納品を終えてしまいまいたが、それから80年経過した2007年に5098Pを発表。
文字盤にクロノメトロゴンドーロを表記し、その当時のデザインを彷彿させる大胆なフォルムのトノーケース、職人が手作業でギョシェ装飾を施した美しい文字盤(この文字盤はその当時の機械を使用し製作されており、現在では限られた職人しか操ること出来ない。また文字盤のギョシェ装飾を施すのに1枚2時間以上かかることから生産本数が非常に限られるモデルとなっております。)、加えて新しく開発した角型ムーブメントを搭載し時計愛好家から高い支持を獲得しております。
2008年にはローズゴールドも追加されラインナップが拡充されています。原型となったモデルは当然パテック フィリップミュージアムにも収蔵されており、このRef.5098はパテック フィリップの歴史、デザインの奥深さを感じることができる貴重なモデルとなっております。