「”時”へのアプローチ:フランクミュラーのクレイジーアワーズ」2012年6月22日
2012-06-22 08:26
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ブログをご覧の皆様こんにちは、福永です。
本日は、フランクミュラーのクレイジーアワーズ(USED)をご紹介いたします。
伝統の踏襲と革新性の融合、フランクミュラーを例えるならば、このような言葉が思い浮かびます。
時計という世界の中で”時”に対して、様々なアプローチを試みるフランクミュラーですが、とりわけ多くの人々に驚きと機械式時計の持つ新たな可能性を開示したモデルが、2003年に発表された今回ご紹介のクレイジーアワーズではないでしょうか。
レッドゴールドの質感が美しいトノースタイルの時計ですが、文字盤に目を移すとランダムに配されたインデックスが、見る者を不思議な感覚へと誘ってくれます。
本来あるべき位置とは異なるインデックスの配置、一見すると何時なのかさえ分からず戸惑ってしまいそうな感覚までも含めて、”時”を楽しむユーモアと贅沢さが同居する一本です。
シンプルでありながら、ケースフォルム同様に滑らかな曲線で構成される尾錠もまた、他には類を見ないフランクミュラーならではのデザインと言えます。
限られた面積に効果的に立体感を与えるステップ状のデザイン、僅かに湾曲した尾錠とつく棒のカーブが装着感の良さを実現しています。
不朽の名作とも言えるフランクミュラーならではのトノーケースは、程良いボリュームと繊細なフォルムが腕元に華やぎを与えてくれます。
個性的なモデルだからこそ、さり気ないコーディネイトでお楽しみ下さい。