モデル解説:ロレックス シードゥエラー ディープシー Ref.126660
2020-02-12 11:00
ロレックスの中でも最大級、また初のチタン使用モデルとして2008年バーゼルワールドにて発表されたシードゥエラー・ディープシー (Ref.116660)。 超深海プロフェッショナル・ダイバーズ、Ref16600の後継モデルとして登場しました。
誕生から10年目にあたる2018年にムーブメントを刷新したRef.126660。ムーブメントの変更以外では、ブレスレットの幅がわずかに広がり、ダイアル6時位置に王冠マークが入った程度で、外観上の違いはほとんどありません。
「ディープシー」という名は、1960年1月23日、オーガスト・ピカール博士が設計した深海潜水艇バチスカーフ、トリエステ号にて、息子である海洋学者のジャック・ピカールがアメリカ海軍ドン・ウォルシュ大尉の指揮のもとマリアナ海溝最深部、水深10,916mまで到達。その際に観測室外壁に取り付けられたロレックスの試作モデルが「ディープシー・スペシャル」。この名称に由来しています。
ロレックス シードゥエラー ディープシー Ref.126660の特徴
シードゥエラー ディープシー「Ref.126660」は、量産型の機械式時計の中では最高峰の防水性能、3900mもの防水機能を誇ります。耐食性に優れる分厚いステンレス素材「904Lスティール」による堅牢なオイスターケースだけでなく、ロレックス社が特許を取得している「リングロックシステム」と呼ばれる新しいケース構造により驚異の防水性能を確保。
また、5.5mmという通常の時計としては考えられないほど分厚いドーム型サファイアクリスタルと、3.28mmのグレード5チタン製の裏蓋、さらに窒素合金製のセンターリングを内蔵したミドルケースの3つの構成部品によって形成しています。
このシステムは、水圧が高くなればなるほどケース内の異なる素材が互いの部品を絞めつけあい機密性が増し、3900mもの防水性能を確保。さらに表示されている水深より25%も高い水深4,875mまでを想定し出荷前の1つ1つの個体をテストしています。
バックルに関しては、金具の上部を開く事でブレスレットをスライドさせて簡単に長さを変える事ができる画期的なシステム。これによってウエットスーツの上からでも装着でき、腕から外さず調整が可能となりました。
文字盤のバリーションは、オーソドックスな「ブラック」と深海をイメージした「D-ブルー」と呼ばれるグラデーションダイアルの2タイプがラインナップされています。
ロレックス シードゥエラー ディープシー Ref.126660のスペック
- 素材:ステンレス/チタン
- ケースサイズ:直径44mm
- ムーブメント:自動巻き( Cal.3235 )
- 防水性能:3900m
- 夜光素材:クロマライト
- 風防素材:サファイアガラス
ロレックス シードゥエラー ディープシー Ref.126660の製造年
2018年(ランダム番)~
ロレックス シードゥエラー ディープシー Ref.126660のムーブメント
自動巻き-Cal.3235(ロレックス自社製ムーブメント)
ムーブメントは新世代ムーブメントと呼ばれるCal.3235を搭載。従来のパラクロム製ヘアスプリングや、パラフレックス・ショック・アブソーバーに加え、独自開発の「クロナジー・エスケープメント」により、よりエネルギー効率と耐磁性を高めています。70時間のロングパワーリザーブを備え、より信頼性を高めた仕様となっています。
もちろん、スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)のクロノメーター認定を受けており、2015年にはロレックス独自の新規格「高精度クロノメーター」の導入により、クロノメーターよりも厳しい検査基準を設けています。
Ref.126660(新品/中古)の商品一覧