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インヂュニアオートマティックRef.IW323904

2023-10-24 11:00

エバンスブログをご覧の皆様こんにちは。

暑い夏も過ぎ去り、だいぶ涼しくなって参りました。過ごしやすくなり、良い季節ですね。食欲の秋。読書の秋。運動の秋。様々な意欲が出て来ることと思います。

皆様はどのような秋をお過ごしでしょうか。

さて、今回は質実剛健な時計ブランドであるIWCから、生産終了品のインヂュニアをご紹介させて頂きたいと思います。

Ref.IW323904

今年に入りインヂュニアの最新モデルも発表され、これから手に入れるという方もいらっしゃることと思います。

新作インヂュニアでは、著名な時計デザイナーであるジェラルド・ジェンタ氏のデザインをリファインし、「ジェンタデザイン」の復活という事で高い注目を集めています。

最新作も魅力的ですが、生産終了品の中にもジェンタデザインを受け継いだモデルがあります。それが当ブログでご紹介のRef.IW323904です。

その存在は生産終了した現在でも中古市場で高い人気を誇ります。

最新のインヂュニアが注目されている中、改めて旧モデルの魅力もお伝えできればと思いますので最後までお読み頂ければ幸いです。

①IWCの魅力

時計好きの方なら言わずもがなご存知の時計メーカーですね。ブランドの創業年は1868年。創業者はフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズというアメリカ人の方でした。

若干27歳という若さで創業し、その手腕を発揮していく事になります。

当初から技術力には定評があり、1885年には世界初のデジタル表示式ポケットウォッチを製作しています。

その後も「スペシャル・パイロット・ウォッチ」(1936年)や「ポルトギーゼ」(1939年)、複雑機構を搭載した「ダ・ヴィンチ」(1985年)など、時計の歴史に名を刻む名作を生み出しています。

そんなIWCの魅力は洗練されたデザインであると言えるでしょう。ロレックスやウブロのような華やかさは無いものの、実用性を重視した生真面目とも言える時計創りは多くのファンから支持を得ています。

また、IWCは創業以来すべての時計に永久修理を保証しており、大変古い時計でもパーツを再製造して修理します。永久修理を保証しているメーカーは時計業界を見渡してもごくわずかとなっていますので、アフターケアが手厚い面も大きな魅力です。

現行コレクションは「インヂュニア」「パイロットウォッチ」「ポルトギーゼ」「アクアタイマー」「ポートフィノ」となっており、どのモデルも洗練された印象を受けます。

過去の名作から受け継がれたDNAはしっかりと現行のコレクションにも生きており、ブランドの良さを知ることが出来ます。

②インヂュニア

インヂュニアは耐磁性能を強化した時計として1955年に初代モデルが発表されました。名前はドイツ語で技術者(エンジニア)を意味しています。

機械式時計は精密機械である為、内部はいくつもの鉄製の細かなパーツで組み上げられています。その為、時計に磁気が帯びてしまうと内部パーツが磁化してしまい、動作不良に繋がってしまいます。

それを防ぐために考案されたのが耐磁時計であり、初代インジュニアとなります。

インヂュニアの誕生にはパイロットウォッチである「マーク11」の存在が影響しています。当時は誰もが諦めていた高耐磁性能の時計ですが、ケース内に高い耐磁性能を持つ軟鉄性インナーケースを備えた同モデルの開発により、1955年のインヂュニア誕生が促されたのです。

インヂュニアはこれまで耐磁時計の象徴として君臨していますが、多くのモデルチェンジを経たことにより、現在ではラグスポモデルのような位置づけに変わっています。

このような耐磁時計の歴史がありながらも一般向けのスタイリッシュなデザインに変わっていったのは、1976年発表の「インヂュニアSL」の登場が大きく影響しています。

こちらのインヂュニアSLをデザインしたのが、時計デザイナーであるジェラルド・ジェンタ氏であります。同氏は他にもパテックフィリップの「ノーチラス」やオーデマピゲ「ロイヤルオーク」、ブルガリ「ブルガリ・ブルガリ」のデザインを担当し、時計業界において多大なる功績を残した人物です。

ジェンタデザインのインヂュニアSLを踏襲し、2013年に発表されたモデルが今回ご紹介のRef.IW323904となります。

③IW323904

それではRef.IW323904のご紹介をさせて頂きます。

Ref.323904

ジェラルド・ジェンタ氏のデザインをリファンインし、品よくまとまった印象のケースデザインです。パッと目に付くのは綺麗なシルバー文字盤ですね。

シルバーとは言ってもホワイトに近い色味となっており、清潔感溢れる印象です。

ステンレスの塊からくり抜いたようなデザインは、IWCならではの紳士的な一面を感じさせながら、どこか男らしい無骨な印象も併せ持ちます。

試着イメージはこちら。

ケース径40mmありますがラグ一体型のデザインに加え、厚みが1センチ未満に抑えられている為、着用感は抜群です。

リファレンスナンバーIW3239のインヂュニアでは、文字盤の色が黒、青、シルバーの三種類が登場しており、シルバー文字盤には金インデックスのタイプもあります。

どの色味も素敵ではありますが、シルバー文字盤の爽やかなカラーは大人の余裕を感じさせます。シンプルにまとまっていますので、どのようなシーンでも着けやすいでしょう。

同じくジェンタデザインである、「ノーチラス」「ロイヤルオーク」といった雲上時計は手の届き辛い価格となっておりますが、インヂュニアに関しては現実的なお値段であり、多くの方の選択肢に入るのではないでしょうか。

④まとめ

いかがでしたでしょうか。

ジェラルドジェンタ氏デザインのモデル「インヂュニアSL」に回顧し、人気を博したデザインです。

質実剛健なブランドイメージの通り、できるビジネスマンにはうってつけの時計です。

ブログ掲載時の2023年10月現在はすでに販売済みとなっておりますが、大変おすすめのモデルとなりますので再度入荷した場合にはぜひともご覧頂きたいと思います。

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