ドイツ製高級時計から選ぶ お勧めのアニュアルカレンダー 「ランゲ&ゾーネ 1815 アニュアルカレンダー」
2023-08-29 11:30
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本日は、ドイツが誇る老舗時計メーカー、ランゲ&ゾーネの「1815 アニュアルカレンダー」をご案内いたします。
A.ランゲ&ゾーネ(A.Lange & Söhne)
A.ランゲ&ゾーネとは、創業者「フェルディナント・アドルフ・ランゲ」によって、1845年のドイツ東部ザクセン州エルツ山地の、グラスヒュッテに設立された老舗時計メーカーです。
時計師フェルディナント・アドルフ・ランゲは、産業が崩壊したエルツ山地の窮状を憂い、州都ドレスデンからグラスヒュッテへの移住を決意します。
工房をオープンしてからこれまでの道のりは、決して楽なものではありませんでしたが、その艱難辛苦を乗り越えて大成功を収めたランゲ&ゾーネは、現在では世界5大時計メーカーの一角を担っています。
※世界5大時計メーカーとは、オーデマ・ピゲ、ブレゲ、パテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタンに、ランゲ&ゾーネを加えた5社を指します。スイスメーカー4社に対して、唯一のドイツメーカーとしてその名を世界中に轟かせています。
1815 アニュアルカレンダー
「1815 アニュアルカレンダー」の「1815」は、創業者フェルディナント・アドルフ・ランゲの生誕に因んで名付けられました。シンプルなモデルから超複雑モデルまで揃う、バリエーション豊富な人気シリーズとなっています。
大きな特徴は、モデル名にもなっているアニュアルカレンダー(年次カレンダー)機能ですね。
先日、トリプルカレンダーのご案内時にも触れましたが、一般的なカレンダー付きの腕時計は、月末の30日と31日の判別は出来ませんので、小の月(2月、4月、6月、9月、11月)は手動でカレンダーの早送りを行う必要があります。
そこで、こちらのアニュアルカレンダーですが、小の月と大の月を腕時計が判別する為、小の月のカレンダーの早送りの必要はありません。
残念ながら、2月末だけは30日に満たない為、2月から3月への変更は早送りが必要となりますが、それでも日付の調整が年に一度で構わないという機能には驚きです。
文字盤上を詳しく説明しますと、インダイヤル9時側が「曜日」と「日付」、3時側が「月」を表します。上の画像のカレンダーは、“ 6月7日の水曜日 ”ということになります。
6時側には、「月齢表示」も備える多機能モデルなのですが、ランゲらしいクラシックな雰囲気を纏っており、とても品がありますね。
ドイツメーカーの中でも、ランゲ&ゾーネの製品は特に上品です。これからの季節、お出かけのお供にいかがでしょうか。
裏側には、 A.Lange & Söhne の刻印が見えます。1868年に、息子の「リヒャルト・ランゲ」が工房の共同経営者となり、現在の社名となりますが、社名を呼ぶ際は「A」は読まずに、ランゲアンドゾーネと呼びます。「Söhne」とはドイツ語で息子を意味します。“ランゲと息子たち”というところですね。
その他のアニュアルカレンダー
スイスの高級時計メーカー「パテックフィリップ」の、アニュアルカレンダーです。
文字盤12時側に「曜日」と「月」、6時側に「日付」が配置されています。
小窓の中のカレンダーが、それぞれ切り換わって表示する仕組みとなっています。
文字盤はスッキリとしており、上品なアニュアルカレンダーをお探しの方は、こちらもお勧めですね。
※こちらは、スイス製です
スイスの大人気時計メーカー「ロレックス」の、スカイドゥエラーです。
3時側に「日付」が配置され、アワーマーカー上の12個の小窓の色が、赤に変わることで「月」を表示する仕組みとなっています。
ムーンフェイズはありませんが、ご旅行などに便利なデュアルタイム機能付きです。
アニュアルカレンダーの中でも、実用的なモデルをお探しの方にお勧めです。
※こちらは、スイス製です
まとめ
本日ご案内したアニュアルカレンダーという機能は、カレンダー付きの中ではかなり高性能ですので、腕時計にこだわってみたいという方は、一度ご検討頂ければと思います。