エバンス オンラインショップ担当の大貫です。
今年も残すところ1週間ですが、依然コロナウイルス感染拡大の影響が続いており、例年とは異なる年末年始となりますね。弊社も例年は元日より営業しておりますが、2021年は1/1(金)~ 1/3(日)まで休業となります。何卒ご了承くださいませ。
このような状況ですので、2020年は業績が厳しい企業が多く、冬のボーナスは4割の世帯で減少、前年比で10%減とのことで「リーマンショックを超える減少幅」と言われています。
逆に日経平均株価は29年ぶりに26,000円を越え、アメリカ株に関しては、連日最高値を更新するなどの状況もありますので、これを機に株式投資を始めた方も多いと思います。ただ実体経済と株価は大きく乖離しているような雰囲気で、いわゆるバブル相場と言われており、いつバブルが弾けるのか不安な部分もありますね。
そんな中、今注目されているのが、「ロレックス投資」。時計が投資に?と思う方も多いと思いますが、ごく一部の時計に関しては、投資対象として見ることが出来できます。そして、そのようなモデルが多数存在するのがロレックスなんです。
ロレックスが資産と言える理由
以前からロレックスは“資産”と言われてきていますが、ここ最近はより顕著になってきている印象があります。時計の場合は、株ではなく金(ゴールド)や不動産に近い印象ですが、特に「中古」のマーケットが大きく、実用的なモノという意味では、 時計は不動産(マンション)に似ています。
マンションの場合も価値が”ゼロ”になることは基本ありませんが、一部のヴィンテージ・マンションを除き、時間の経過とともに下落していくのが一般的です。
ロレックスの場合は、使用し続けたとしても購入価格以上で買取となること多く、そういった意味も含めロレックスは人気です。
中古時計のマーケットは非常に大きく、数ある時計ブランドの中でもロレックスは常に一定の人気があります。人気があるがゆえに、新品のみならず中古・ヴィンテージとも需要が高く、値下がりがしにくいブランド。特にスポーツモデルの場合は、 若干のアップダウンはありますが、右肩上がりで相場は上昇しており、買取価格もあわせて上昇。現在ほとんどのモデルが国内定価以上での取引となっています。
右肩上がりを続けるロレックス相場ですので、だいだい10年以上前にスポーツモデルをご購入された方は、購入価格を上回る価格で買取させていただいております。特に2000年前後にご購入されたスポーツモデルに関しては、いまが売り時かもしれません。希少なヴィンテージではなくとも、場合によっては購入時の2倍、3倍の査定額となるケースもありますので、既にロレックスをお持ちの方は、一度買取価格をご相談下さいませ。
【一例:GMTマスターⅡ Ref.16710(青赤ベゼル)】
・2000年12月の新品販売価格:365,400円
・2021年1月15日時点の“中古”買取価格:~1,050,000円※
※買取価格の上限は、付属品の欠品が無く、コンディションが良品での査定額となります。
投資の定番である株、不動産、ゴールドの売却時は課税対象
金相場も近年は上昇しており、10年前に比べると約1.5倍に拡大。2020年8月に史上最高値を付けています。こちらも資産として人気の商品ですね。ただ金を売却する際は、50万円の利益が出た場合、課税対象となります。(保有年数により算出方法は異なります)
もちろん不動産の売却益にも課税となりますし、仲介手数料が必要になる場合もあり、またすぐに現金化するのも困難です。株式に関しては、NISAを利用している場合は非課税ですが、キャピタルゲイン(売却益)やインカムゲイン(配当・利子)においても約20%の課税がかかります。
ビットコインなどの暗号資産でも課税されるので、 そう考えるとロレックスでの運用の方は、店舗に持ち込めば直ぐに売却ができるため、お手軽と言えます。
過去の販売価格推移一例
分かりやすく、エバンスの販売価格をグラフにしてみました。ロレックスの定番モデルである『サブマリーナ・デイト』、『デイトナ』、『エクスプローラーⅠ』の新品での販売価格の推移となります。
サブマリーナ・デイト Ref.116610LN
定番モデルであるサブマリーナ・デイト 黒文字盤(ref.116610LN)の当社販売価格の流れです。
116610LNは2010年に発表され、2020年に生産終了となりました。116610LNは、大体右肩上がりで来ますね。生産終了が決まってっからは急騰しているのが分かります。
デイトナ Ref.116520
他にもステンレス製デイトナ(Ref.116520)、エクスプローラーⅠ(Ref.214270)をピックアップしています。もちろん国内定価ではなく、並行輸入品としての販売価格(新品)となりますので、あらかじめご了承ください。
デイトナのRef.116520は、現在生産終了から4年ほど経過しており、中古相場も上昇。年式やレアリティもありますが、現在の中古相場は220~260万円と、中古品においても生産終了直後の新品価格を超えている状況です。
エクスプローラーⅠ Ref.214270
エクスプローラーⅠ(214270)については、2021年にモデルチェンジとなり、生産終了となる予想がありますので、最近になって急騰している商品です。次期モデルがどのようなものかによって、生産終了後の相場は変わってくると思います。ご検討の方はお早めに。
ロレックスは分散投資の一つとして
新品の販売価格にあわせて中古品の相場も上がりますので、買取価格も上昇します。5年前に購入し、ある程度使用したとしても、購入価格以上で買取となるケースも少なくありません。
もちろんモデルや時期によってに価格は上下しますが、 その時の査定額が、購入価格以下になったとしも、使用年数を考慮すれば、ロレックスはコスパが良く、買って損はしません。
しかしながら、私個人の意見としては、“投資としてのみ”を目的とした購入はお勧めしません。冒頭にご案内した通り、株や金相場のように、暴落するリスクもあるからです。実際に着用して楽しむことをメインに考え、万が一の時、もしくはタイミングが合ったら現金化できる。分散投資のひとつの“かご”といった意識でお求め頂ければ幸いです。
ロレックス投資&普段使い用としてロレックスを購入する際の注意点
完全に新品の状態で保管しておくのもアリですが、ロレックスは実際に使って楽しんでもらいたいと思っています。普段使いで、なおかつ購入時よりも高く売れるかもしれないロレックス選びのポイントを押さえておきましょう。
ステンレス製のスポーツロレックスがお勧め
市場で人気が高いのはステンレス製のスポーツタイプ。具体的には『デイトナ』、『エクスプローラー』、『サブマリーナー』、『GMTマスター』のシリーズは値下がりがしにくいモデルです。素材はコンビネーションタイプやゴールド無垢も製品的には魅力的ではありますが、お勧めは需要の高い“ステンレスモデル”です。
中古で買うべし
使用するわけですから、抵抗が無ければ中古品をお勧めします。できれば国際保証書付の商品を選ぶようにしましょう。売却時には国際保証書(ギャランティ)有無が大きく影響しますので、多少価格高くても国際保証書付を選びましょう。
購入時の付属品は全て保管しておく事
上記の国際保証書はもちろんですが、他にもボックス、ブレスレット調整時の外したコマなど、購入時に付属するものは、できれば全て保管しておきましょう。また、自身でメーカーに修理やメンテナンスを出した場合には、その明細書やサービス保証書(メンテナンス後の保証書)も無くさないように。
発表直後の新作、生産終了決定直後は避ける
デイトナの価格推移が分かりやすいのですが、2000年発表後、1年くらいは高めで推移しており、2年後から安定しています。その後、生産終了時に高騰していますので、安定している時期に購入するのが良いでしょう。
長期的な目線で
場合によっては短期間で、相場が高騰する場合もありますが、基本的には長期的な目線で購入を検討された方が良いでしょう。中古ロレックスの“販売価格の相場”が上がっても、“買取価格の相場”がそれほど上がらないケースもありますので、相場が成熟し、価格が安定してくるまでは時間が掛かります。
コロナ禍でのロレックス相場の動向
資産として魅力的なロレックスですが、リスク要因もあります。実際2020年3~5月頃は、今後の不安から各ショップは在庫を減らすべく、並行輸入店のロレックスの価格は一気に値が下がりました。
しかし、その後は海外からの入荷が滞ったことで、市場流通量が減り、需要が上回ったことで急回復。さらに日経平均株価と同様で、これまでの最高値を更新する事態になっています。現在は落ち着いてきた印象がありますが、景気の減退やデフレ、円高といった要因も考えられますので、注意は必要です。
ロレックス購入は自分で気に入ったものを!
過去のデータから、ロレックスが資産となりえる商材ということはわかると思いますが、株価と同様に、今後の動向は誰にも分かりませんので、 最終的には個人個人の判断というとこになります。
“時計は着けて楽しむ”が基本ですので、気に入ったロレックスを購入し、所有する楽しさを感じてください。 おそらく『レンタル』よりもお得かもしれません。ロレックスをお持ちでない方は、一度検討してみはいかがでしょうか。