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「ドレスウォッチ、一つの答え:パテックフィリップ カラトラバ Ref.6000G」4月17日2018年

2018-04-17 16:23

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ご覧頂きましてありがとうございます、銀座エバンスの福永です。
本日はパテックフィリップのカラトラバRef.6000Gをご紹介いたします。
Ref.6000は既に生産終了となっており、現在ではサイズを2mm拡大しデザインをほぼキープしたRef.6006に引き継がれていますが、依然としてRef.6000の人気も衰えることがございません。Ref.6000の魅力とは何か、時代超えて支持される理由とは何かを考えてみたいと思います。


パテックフィリップ カラトラバ Ref.6000G (USED)

Ref.6000の成り立ちですが、1994年に発表された先代モデルRef.5000がシリーズの祖として考えられます。デザインのモチーフは1930年代のアビエーションウォッチと言われており、他のカラトラバとは一線を画すダイヤルが特徴です。

カラトラバはラウンドケースを用いた2針あるいは3針のシンプルなドレスウォッチと定義され、パテックフィリップの中において中核を成し、そのスタンダード故の美しさが際立つモデルがラインナップされています。

Ref.6000においては、カラトラバの要素は備えているものの、前述のようにドレスウォッチ然とした王道の雰囲気は感じさせず、どこかカジュアル印象さえ漂わす絶妙なデザインが与えられています。

まず目に飛び込んでくるのが、極めて視認性に優れたモダンな書体用いたブラックダイヤルではないでしょうか。そこには太さや厚みを競うような重厚な針は無く、カットの美しいインデックスとも違う、時を知るために必要な情報が凝縮されています。

一方で搭載される機械は超薄型の自動巻きムーブメントcal.240、外周にはポインターデイト式のカレンダーを配し、パテックフィリップとしては珍しい機構を備えています。

バックルについても一般的なカラトラバとは異なり、折り畳み式バックルが採用されています。スリムな時計に関してはシンプルな尾錠の方が装着感、バランス共に優れている点があります。一方でバックルの利点としては装着のしやすさが上げられますが、それ以上にパテックフィリップがバックルを採用するモデルはコンプリケーション以上という不文律がある中で、Ref.6000へのバックル採用はカラトラバとしては特別な扱いのように感じられます。

果敢に攻めたスタイルでありながら、一切隙が無く作り上げられたRef.6000は、全てのドレスウォッチの模範ともいえるカラトラバでありながら、他の何者にも似ていないオリジナリティを備え、時代を超え支持され続けるモデルと言えます。

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