惜しまれつつも生産終了!カルティエ「タンクアングレーズ」コレクション
2020-07-27 11:00
皆さまこんにちは。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
本日は、カルティエのタンクシリーズから、昨年2019年に惜しまれつつ生産終了となったコレクション “タンク アングレーズ” をご紹介いたします。
カルティエの王道「タンク」シリーズ
様々なコレクションが発表されている“タンク シリーズ”。その始まりは1917年、ルノー社製の戦車(タンク)からインスピレーションを得て作られました。
その後、一般に販売が開始されたのは1919年、それから約100年もの長い間世界中の多くの人に愛され続けています。
様々なタンク シリーズが誕生してきた中、2012年に仲間入りしたコレクションが“タンク アングレーズ”です。
タンクアングレーズとは
モデル名となっているアングレーズは、フランス語で<イギリス風>を意味しており、タンク フランセーズの<フランス>、タンク アメリカンの<アメリカ>に続く、国名が入る3つ目のコレクションとなりました。これは、かつてルイ・カルティエと兄弟がパリ・ロンドン・ニューヨークに拠点を置いたことへのオマージュだそうです。まさしくカルティエの長い歴史を象徴するようなモデルだと感じられます。
タンクアングレーズの特徴
タンクシリーズの特徴である、ケースからラグ、ブレスレットやストラップが一体となったような形状は受け継いでいますが、丸みをもたせたフォルムにやや幅広なケースサイド、なによりリューズをケースに閉じ込めたようなデザインが新鮮です。
シルバーの文字盤にはレイルウェイ分目盛りに長短針はブルースティール製の剣型針、インデックスのローマ数字には< CARTIER >の文字が隠れていたり、リューズのカボションなどなど、カルティエらしさがふんだんに盛り込まれています。そんな中、インデックスとレイルウェイ分目盛りの部分はフラットに、それ以外の部分には美しいギョーシェ仕上げが施され、他のモデルではあまり見られない仕上げとなっています。
また、ケースの仕上げを見ても、綺麗な鏡面仕上げを施している箇所と艶消しの仕上げを施している箇所。この仕上げの違いをバランスよく合わせることで、より立体感が増しているように見えます。これらの特徴によりややスポーティーな印象も受けます。
タンクアングレーズのサイズ展開
タンク アングレーズのサイズ展開は3種類。比較的サイズや時計としての機能は絞った展開となっています。
● LMサイズ (47.0mm × 36.2mm 、厚さ9.82mm)自動巻き
● MMサイズ (39.2mm × 29.8mm 、厚さ9.5mm)自動巻き
● SMサイズ (30.2mm × 22.7mm 、厚さ7.19mm)クォーツ
タンクアングレーズのバリエーション
2012年の新コレクションとして発表当初は、18Kイエローゴールド・18Kピンクゴールド・18Kホワイトゴールドの金無垢のみでしたが、その後ステンレス×ピンクゴールドのコンビモデルやステンレスモデルなど、ぞくぞくと発売されました。
また、シンプルなノーマルタイプをはじめ、他のコレクション同様に高級ジュエラーらしくダイヤモンドをケースや文字盤にあしらったものや、ブレスレットの他革ベルトタイプもあり、自身の好みや服装のスタイルなどに合わせて選ぶ楽しみがありました。
現在は生産終了のタンクアングレーズ
カルティエを代表するタンクシリーズだったアングレーズですが、残念ながら昨年生産が終了となってしまい、今後は中古としての入荷となって参ります。
生産年数が限られているということもあり、カルティエのタンクは欲しいけれど、まわりの人とは被りたくないな~。とお考えの方にオススメです!
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