「美しい革新:コンコルド デリリューム」2012年10月5日
2012-10-05 07:08
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こんにちは、福永です。
本日はコンコルドのデリリューム(USED)をご紹介いたします。
コンコルドは1908年にスイスのビエンヌに設立され、高級宝飾時計の作り手として、世界に先駆けステンレスを採用した時計メーカーの一つとして、また、カルティエやティファニーの時計の生産を請け負ってきた多くの歴史を持つメーカーとしても知られています。
世界がクォーツショックに陥った際には、それを逆手にクォーツならではの薄型の高級ドレスウォッチを手掛け、1980年には厚さ僅か0.98mmの「デリリュームIV」を発表、今でも世界一薄い腕時計としてギネスブックに掲載されています。
様々なカテゴリーの時計生産に長け、独自のクリエイションを発揮するコンコルドの時計からは、他社では見られない個性的な拘り感じられます。
Ref.52N5
今回ご紹介のデリリュームもまた、コンコルドの歴史そして往年の名機に敬意を表し、デリリューム誕生25周年記念の2004年に世界25本限定で発表されたモデルです。
シャープなラインで構成されたケース、特徴的なリューズ周りの造型、そしてジャンピングアワーとレギュレーターを組み合わせ、機械式ならではのギミックを組み込んだダイヤル、全てにおいて他に類を見ない特徴を持ち合わせた美しいモデルでございます。
搭載される手巻き式ムーブメントはケースに合わせた角型を採用し、グラスバックからは丁寧に仕上げられた見応えのある機械の姿を楽しめます。
構築的なフォルムに優しい色味のピンクゴールドの相性は素晴らしく、丁寧に仕上げられたシルバーダイヤルが最高のマッチングを見せます。
腕に着けた際にも、適度なボリュームとユニークなダイヤルデザインが主張を感じさせ、身に着ける方の拘りを静かに物語ります。