ロレックスの人気定番モデルである、デイトジャストのレディースモデルです。ステンレスと18金イエローゴールドのコンビネーションは、様々なファッションとの相性も良く、流行に左右されず、末永く愛用できる高級感あるデザインも大きな魅力です。
また、ロレックスの3大機構である、高い防水を保つオイスターケース、巻き上げ効率に優れた自動巻き機構のパーペチュアル、瞬時にカレンダーが切り替わるデイトジャスト機構を搭載した、実用面においても優れたモデルと言えます。
デイトジャストのルーツは、1945年（1955年には、日付が瞬時に切り替わるよう改良されました。）にまで遡ります。発表以来、美しく完成されたデザイン、そして機械式時計に必要とされる機能を、常に改良し現在に至ります。
ロレックス デイトジャスト Ref.179173の特徴
Ref.179173はRef.79173の後継モデルとして2004年に発表され、2016年まで12年間にわたり生産されました。旧型のRef.79173の生産期間が5年間だったことに対して、生産期間の長さが際立ちますが、それはRef.179173の完成度の高さの表れとも言えます。
それではロングセラーモデルであるRef.179173は、どの様なモデルなのでしょうか。コンビモデルとしては初の6桁型番となるRef.179173ですが 、旧型にあたるRef.79173に比べ、とりわけ外装面に大きな改良が加えられ、下記のような特徴があります。
Ref.179173は普遍的なデイトジャストのスタイルを踏襲した、レディースモデルとして定番である26mm径のケースサイズを持ちますが、旧型に比べボリュームあるフォルムに生まれ変わり、針やインデックスも刷新されました。また、マットな仕上げであったラグ表面が鏡面仕上げに変更されたことで、全体的に華やで高級感あるデザインとなっています。
ブレスレットにおいても、Ref.179173ならではの変更点があり、従来は中空のコマを連結した構造のブレスレットでしたが、新たに無垢材を用いる事で心地よい重量を伴った装着感を実現しています。また、無垢材のコマは耐久性にも優れ、経年劣化によるブレスレットの伸びを軽減するメリットもあります。
さらに、ジュビリーブレスレットの留め金部分においては、プレートが目立つクラスプ（右画像）から、コマが連なったデザインが特徴の、コンシールドクラスプ（左画像）へ変更されました。この構造は金無垢モデルで見られたものですが、コンビモデルとしてはRef.179173で初採用となり、時計をブレスレット感覚でも使いたい、という女性のお客様にとって評判の高いブレスレットでもあります。
Ref.179173 
Ref.79173
また、ジュビリーブレスレットに加え、スポーティな印象が漂うオイスターブレスレットもラインナップされています。同じモデルでも、ブレスレットが異なるだけで印象がガラリと変わってきます。
レディースデイトジャストにおける26mmケース径の最終モデルでもあり、後継モデルの28mm径ケースが大きく感じてしまう方にとっては、熟成の域に達したRef.179173は好適なモデルと言えます。
文字盤についてはバリーションが豊富で、定番のデザインからユニークなものまで存在します。一例をあげると、放射状の刻みが特徴のサンビーム、同心円状デザインのコンセントリックなど、文字盤自体にインパクトのある加工を施したもの。また、シェルに表面加工を施したシェルダスト、ゴールドクリスタルなど、従来では見られなかった文字盤も登場しました。
ロレックス デイトジャスト Ref.179173のスペック
- 素材：ステンレス／18金イエローゴールド
- ケースサイズ：26mm
- ムーブメント：自動巻き（ Cal.2235 ）
- 防水性能：100m
- 夜光素材：スーパールミノバ
- 風防素材：サファイアガラス
ロレックス デイトジャスト Ref.179173の製造年
2004年（F番）～2016年（ランダム番）
ロレックス デイトジャスト Ref.179173のムーブメント
自動巻き－Cal.2235(ロレックス自社製ムーブメント)
ムーブメントはCal.2235を搭載、従来のCal.2135との決定的な違いはヒゲゼンマイの形状であり、Cal.2235では巻上げヒゲ（ブレゲヒゲ）が採用されています。巻上げヒゲのメリットとしては、ヒゲゼンマイが同心状に伸縮することで等時性が高まり、姿勢差による影響が低減されることで、安定した精度の向上につながります。
パワーリザーブは48時間あり日常的な使用において、必要十分なスペックと言えます。
スイス公認クロノメーター検査協会（COSC）のクロノメーター認定を受けています。
