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「IWC スピットファイア~ブロンズの魅力~」2019年11月26日

2019-11-26 11:00

エバンスブログをご覧の皆様こんにちは。
販売部の飯田です。

11月も後半になり、寒さも本格化してまいりました。
この季節になると、温かい食べ物が美味しいですね。

鍋におでん、温かいそばなど、美味しい物が沢山ありますが、皆様は何がお好きでしょうか。

今夜はなにを食べようかとウキウキするのも楽しいですね。

さて、今回ご紹介させていただくのは、IWCのパイロットウォッチ。

ケースにブロンズ素材を採用した、スピットファイアです。

Ref.IW387902

はじめに

ご紹介の時計は2019年のSIHHにて発表された新作です。

2019年での新作スピットファイアシリーズにおいては、伝説的な英国の戦闘機の設計者が誇った独自のエンジニアリングに敬意を表し、全てのスピットファイアにIWC自社製キャリバーが搭載されました。

新作パイロットウォッチが発表された中でも、こちらのブロンズケースは一際存在感を放っていましたね。

スピットファイアと名付けられたその時計は、まさにコックピットをイメージさせるデザインとなっており、英国の名機を彷彿とさせます。

人気のパイロットウォッチから

IWCの誇るアイコンモデルのパイロットウォッチからブロンズケースを使用した一本です。

パイロットウォッチというと1930年代中頃に、民間航空を対象として製作された「スペシャル・パイロット・ウォッチ」から続くミリタリー、パイロット向けラインであり、ポルトギーゼと共にIWCのアイコンモデルとして君臨しています。

質実剛健なブランドのIWCですが、意外にもモデル数は多いのです。

パイロットウォッチの中でも、スピットファイア、プティ・プランス、トップガン
さらには、クラシックやアントワーヌ・ド・サンテグジュペリといったように細分化されています。

そこまで細かく分かれていても、ブランドの誇る技術力や、デザイン性を損なうことなく時計作りをしているのは圧巻です。

スピットファイア

モデル名にも加えられている「スピットファイア」ですが、これは英国の誇る戦闘機に由来しています。

第二次世界大戦で英国の主力戦闘機として活躍をし、敵側に惚れ込むものがいるなど、非常に優秀な戦闘機であったのです。

そんなスピットファイアには逸話があり、敵国ドイツの国家元帥であったヘルマン・ゲーリングがエースパイロットであるアドルフ・ガーランドに対し、英空軍に勝つ為になにが必要かと問うたところ、「英国のスピットファイアを」と答えたというのです。

つまり、それ程までにスピットファイアの完成度、戦闘力は高いものであったのです。

敵国のエースパイロットまでもが惚れ込むほどの機体だったわけです。

そんなスピットファイアに敬意を払い、名付けられたモデルには多くのファンを魅了するものがあるのではないでしょうか。

魅力のブロンズケース

皆様が機械式腕時計に抱かれる素材というと、やはりステンレススティールやゴールドの素材を思い浮かべるのではないでしょうか。

皆様が思い浮かべるように、時計の素材で多いのは圧倒的にステンレスやゴールドなのです。

なぜならば本来、腕時計は実用性を求められる物であり、耐久性に優れているものであるほうが良い為です。

実際その理由の一つとして、錆びに強いことが上げられる為です。

ではなぜブロンズを素材に採用したのか。

まずブロンズ素材はというと、「青銅」です。
銅と錫(スズ)の合金であり、添加物の量によって、その色を変えるといった素材です。

錫の量が少なければ、日本の十円玉のような色に近づき、多くなると黄金色に近づくといった具合になります。

これこそがポイントです。
ブロンズの場合、錆びに弱いという特徴があげられます。

経年劣化を起こしやすい素材で、酸や塩分や湿気に弱いのです。

その為、使用を続けていくとパティナ(緑青)と呼ばれる錆が発生し、「エイジング」を楽しめるので、近年ブロンズの素材を使用した時計に注目が集まったのです。


各社メーカーがここ数年でブロンズ素材に着目し、様々なモデルにおいて発表しています。

ブロンズの素材を採用することでブロンズケースはその個体にしかない独自の変化を起こします。

その為、個体独自に違った風合いを持つことになり、オーナー様にとっては世界で一つの自分だけの時計となるのです。

腕時計には様々な限定品がありますが、ブロンズという素材を使用することで限定品にも引けを取らない、一つだけの時計を所有することが出来るのは大きなポイントです。

ブロンズケースのなんとも言えない輝きが素敵ですね。
ケースがエイジングしていくと思うと色合いの変化が楽しみでなりません。

まさに時計と共に「時を刻む」という言葉が相応しいように思います。

まとめ

皆様いかがでしたでしょうか。
ブロンズケースの魅力についてお分かり頂けたでしょうか。

他の方と時計が被りたくない方や、何か一つ特徴のある時計を探している方など。
そんな方におすすめな一本となっております。

試着イメージはこの様になります。

文字盤の深いグリーンがブロンズケースとよく合います。
歳を重ねるごとに渋さを増していくそんなかっこいい男性に着けていただきたい一本です。


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