レトロなのに新しい!アンティーク ロレックス「プレシジョン」REF.9250
2019-10-28 10:30
ブログをご覧の皆さま、こんにちは。エバンスの渋田です。
一雨ごとに秋が深まる季節となりました。コートやジャケットなど、そろそろアウターも手放せなくなりそうですね。素敵なアウターからのぞく、さりげない小物づかいにも注目です!
さて本日は、レトロなのに新しい!レディスのアンティーク ロレックスをご紹介。私どもの大切な(アンティーク好きの!)お客様からのご委託品で、お品物はお墨付き!味わい深い1950年代の世界感を是非、お手元でご堪能ください!
『PRECISION-プレシジョン』―。ロレックスの文字盤に表記されているのをご覧になられたことはございませんか。ロレックスでは「正確、精密」であるということを意味し、スイス公認のクロノメーター検査をパスしていなくても同等クラスの精度、品質を誇るムーブメントに表記されていました。クロノメーター規格を通さないことでコストを抑え、商品をよりリーズナブルに提供できるよう製造された『PRECISION』。文字盤の中央部に堂々とその品質が表記されています。
近年では、エアキングやオイスター パーペチュアルのシリーズで展開。2007年以降、すべてのモデルがクロノメーター規格をパスするものとなったため、現在その表記は姿を消しています。
1950年代からリリースされた、レディスの手巻きモデル「プレシジョン」。戦後、保守的であった女性のファッションは急激に個性的でエネルギッシュなものへと加速、オードリー・ヘップバーンやアメリカンスタイルをお手本にファッションや小物使いにも注目が集まりました。同時に、時計業界も成熟期を迎え、高精度でデザイン性の高い腕時計が多く製作されたのがこの時代です。華奢で優美、正確で精密なウォッチ―。
この頃のレディス時計は、約15センチ程の小ぶりなフォルムが主流。細部に至るまで惜しみなく時間を費やしてつくられたであろう繊細で贅沢な装飾が施され、多くの女性を魅了してきました。
シックで落ち着いたシルバーダイアル、現行にはないクサビ型インデックス。時を重ねても美しく輝き続けるダイヤモンド。先人たちがつくりあげた、現代にも生き続ける揺るぎないモダンな魅力・・・。
それにしてもこの華奢なサイズ感!ロレックスでは、この年代にしかない、ミニサイズにキュン!レトロどころか新しささえ感じてしまいます。纏うだけで薫る、上品な女性らしさは、今も昔も変わりません。
1950年代後半に製造されたと推定される今商品。使用感はあるものの、約70年前の時計とは思えない良好な状態を保っています。ベルト色はブラック、ベージュ、ブルーの3色がついて。季節や行事ごとにベルトを変えてみるのもオススメ。少しデリケートな部分の作業となりますので、ご交換の際はお気軽に弊社へお持ちください。
多くの女性がお洒落に夢中になった時代。味わい深いエレガントアンティークウォッチを存分にお愉しみいただける筈。
ROLEX PRECISION
ロレックス
プレシジョン レディス アンティーク
Ref.9250