やっぱり楽♡カルティエ長寿命クォーツムーブメントの進化
2023-06-26 10:30
エバンスブログをご覧の皆さま、こんにちは。
ジメジメとした梅雨時期が続きますね、いかがお過ごしでしょうか。
先日、美容院でシャンプー後に地肌にシューっとつけてもらった、ひんやりスプレーがなんとも爽快で…♡、「お姉さん、それ売ってるんですか…?」(無事購入に至る(笑))このスプレーで今年もなんとか迫りくるアツイ夏も乗り切れそうです!皆さまは何かオススメのスッキリアイテムお持ちですか。
エバンス店頭ショップ、このような季節ではございますが、こまめな換気はもちろん、お客様の快適な時計選びに最適な気温・湿度の管理を徹底し、皆さまのお越しをお待ちしております。お近くにいらした際はお気軽にお立ち寄りくださいませ。
さて、今回は!上品でエレガント、正統派極めるハイブリットな長寿命クォーツムーブメント時計「カルティエ サントス デュモン」をご紹介。薄型電池時計で重さも気にならないからストレスフリー、私たちのライフスタイルに溶け込みやすいニュートラルなデザインが特徴的なウォッチをピックアップしました。クォーツ式って、やっぱり楽?!近年のムーブメント進化におけるクォーツ寿命の事情に迫ります。
3つの動力
私どもエバンスで取り扱う機械式腕時計、動力は大きく分け「①自動巻き式時計(腕の運動量を動力に換えゼンマイを巻き上げる機構)」「②手巻き式時計(ゼンマイを手動で巻き上げて動力を保持する機構)」「③クォーツ式時計(電池式機構)」の3類に分かれます。
「自動巻き式時計」が全体の6割、「手巻き式時計」2割、「クォーツ式時計」2割といった割合でしょうか。
何分、「自動巻き式時計」、当たり前ではありますが、(着けていれば)巻かなくていい、というクォーツ並みの扱いやすさや、「手巻き式時計」も数年に一度の定期メンテナンスを施しながら半永久的に愛着の時計を愉しめるという特大メリット。市場でも人気主流がため、選択肢が広く、機械式腕時計というと「自動巻き式時計」が大半を占めることが多いようです。
そんな中、このご時世はデジタル社会。スマートウォッチの普及はもちろん、月単位での誤差という圧倒的な精度の安定を誇るクォーツ式時計が昨今、見直されているんです。時刻表通りに電車がやってくる日本での生活を送る私たちにとっては、めちゃくちゃ利点。時間管理は非常に重要なものですから、1分1秒の戦いには心強い味方です。
クォーツ式時計ムーブメントが進化
腕時計、私は母に買ってもらったクォーツ式の時計がはじめての腕時計でした。量販店で購入したと思います、文字盤にミッキーが配されていてとてもお気に入りでした。何度か電池交換を繰り返したと思いますが…、時とともに永年の眠りについたと記憶しております。
きっと皆さまのファーストウォッチもクォーツ式時計が始まりの方がいらっしゃるのではと想像します。
安価で手に入り易く、電池交換は出来るものの、気軽に分解できない為、修理が難しい場合、買い換えたほうがいいとも—。
この概念がガラリと変わっています。クォーツ式時計は、20年くらい前まで2~3年が電池の寿命と言われていました。なんとそれが近年、5~6年とされるものが増えており、長寿命ウォッチへとシフトされてきているのです。
現にデジタルウォッチのパイオニア、カシオの液晶時計なら、なんと10年ものバッテリーが存在。また、2023年今年のカルティエ新作マストタンクは8年のクォーツ寿命とされているそう。
なぜそんなに寿命が延びたのでしょうか?それは、消費電力の節電に特化したからなのです。針を細くすることで軽量化を図るのはもちろん、 毎秒動く秒針をなくし 2針(時針と分針)にすることで、さらなる動力を節電。ムーブメントの構造から消費電力を押さえ、長寿命化を実現することができたのです。そうです!エコであります。
新生クォーツムーブメントの改良、進化で安心して長期間ウォッチライフが愉しめるのです。今後さらなるクォーツウォッチの全盛期が来るかもしれませんね。
サントス デュモン
1904年、飛行家のために作られた、カルティエ初の腕時時計サントス。同社を代表する歴史的モデルです。すべてはデザインから始まるとも言われるカルティエの名品の数々は、ピュアなライン、明確なフォルム、洗練されたディテールは長年培ってきたメゾンの姿勢とも称されます。幾何学的なフォルムとビス モチーフを特徴とするこのモデルは、現在も同社のアイコン的モデル。時を超え、永遠のスタンダードとなりました。
これまでも、サントスはクォーツ式時計の展開がありましたが、2019年 上記の長寿命クォーツムーブメントを搭載した本モデルをリリース。より薄型のケースが特徴的な新生サントスデュモンが誕生しました。現在、オールステンレス、ステンレス&ピンクゴールドコンビ、ピンクゴールド無垢の展開とバリエーションは少なめ。今ご紹介品は、人気のステンレス&ピンクゴールドのバイカラー仕様です。ピンクゴールドのお色味が強すぎず、イイ感じのアクセントに。ステンレスのカジュアル感、ゴールドの高級感が程よくミックスされるので、オンオフ問わず、日々のオシャレに大変重宝します。
サイズ感とディテール
SMサイズとLMサイズを展開するサントスデュモン。LMサイズは:43.5mm×31.4mm、厚さは7.3mmとなります。(SM:38mm×27.5mm、厚さ7.3mm)本品はLMサイズとメンズ向けながら、厚みがないため、シャープでエレガント。また、ダイアルのインデックスはボディに合わせた細身のローマインデックスなので、よりニュートラルな印象に。裏蓋も手首のカーブに沿ったラインで着け心地も良心的。女性でも存分にご使用いただる仕様となっています。
特筆すべきは、こちらのリューズ、裏蓋のプレートです。パール状の飾り付きスティール製リューズにカボションシェイプ シンセティックブルースピネル。美デザインはもちろん突起による、ひっかかりでリューズ操作も容易に。
また、裏蓋のプレートには世界基準で確かな素材であるという証が付随。小さなポイントではありますが、とてもステキな拘りが随所に見つかります。
いかがでしたでしょうか。現在、本品は5月に弊社での電池交換・外装研磨をし、リフレッシュしたばかり。微細傷が残りますが、新品時計!と思って緊張しながら、使い始めるより心持ち気が楽かもしれません。クォーツ式時計をご検討でしたら、是非、一度ご参考になさってみてください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。