ダイヤモンドウォッチ♪最高のダイヤモンドで飾られる腕時計
2022-01-04 11:30
いつもエバンスブログをご覧頂きましてどうもありがとうございます。
今回は腕時計に装飾されているダイヤモンドについてピックアップしていきます。
ダイヤモンドの4Cについて
ダイヤモンドの品質を決定付ける基準として、4Cという要素があります。
Carat(カラット)・Color(カラー)・Cut(カット)・Clarity(クラリティ)この頭文字をとって4Cと呼ばれています。
この4つのCの要素の組み合わせによりダイヤモンドのランクが決定されます。
Carat(カラット)は重量
Color(カラー)は色
Cut(カット)は輝き
Clarity(クラリティ)は透明度
ダイヤモンドを選ぶ際一番耳にする言葉が“ Carat(カラット) ”です。カラットは数字が大きいと大きな粒のダイヤモンドになります。現在婚約指輪で最も人気のカラット数は0.3カラットで、私の記憶では20年ほど前も同じで変わらず人気があるようです。
大きさの基準だと思われている方が多いようですが、実は大きさではなく重さの基準なのです。 1カラット=0.2gと定義されていて、 粒が大きい方が小さい方より希少性が高いため、高い価値を持ちます 。
Color(カラー)は名前の通り色のことです。カラーの最高ランクは アルファベットのDから始まり、Zまでとなります。Zに近付くにつれ黄色味が強くなります。カラーのランクがなぜDから始まるのか?は諸説あるようですが、
- DIAMONDの頭文字のDを最高ランクとした説
- Aからはじめるのは単純なので、あえてDからスタートさせた説
- 今後より美しいカラーのダイヤモンドが発見される期待を考慮して、ABCを空けてDからにした説・・・
といわれています。何だか夢がありますよね!
Cut(カット) はダイヤモンドのプロポーション、形でこのカットというのは非常に重要な要素です。主に腕時計に使われているダイヤモンドは、 ダイヤモンドを58面にカットした「ラウンドブリリアントカット」と呼びます。ラウンドブリリアントカットはダイヤモンドの輝きを最高に引き出す、理想のカットと言われており、最高評価は「Excellent」 次に「Very Good」、「Good」、「Fair」、「Poor」 となります。
Clarity(クラリティ) とは透明度。ダイヤモンドに含まれるインクルージョンと呼ばれる内包物やキズの量や質などを見て評価されます。
インクルージョンは、ダイヤモンドが地中で形成される際に混入した不純物などを指し、天然ダイヤモンドには必ずと言っていいほどインクルージョンがあります。このインクルージョンがあるからこそ、天然であることの証明にもなります。
最高ランクはインクルージョンやキズが見つからない
FL(フローレス )
そして表面に若干のキズがある
IF (インターナリー・フローレス)
10倍拡大でインクルージョンの発見が困難な
VVS1/VVS2(ベリー・べリー・スライトリー・インクルーデッド)
10倍拡大でインクルージョンの発見がやや困難な
VS1/VS2(ベリー・スライトリー・インクルーデッド )
10倍拡大でインクルージョンの発見が容易だが、肉眼では困難な
Sl1/Sl2(スライトリー・インクルーデッド)
肉眼でインクルージョンやキズが発見できる
I2/I3 (インクルーデッド)
・・・この4Cを知っているとダイヤモンドを見る目がアップ↑しますね。
色々なカットで飾られる腕時計
腕時計は色々なカットで飾られています。 現在、ダイヤモンドのカットは10種類以上あります。その中でも、特に腕時計に装飾されているラウンドブリリアントカットの他にスクエアカット、バゲットカット、ペアシェイプという形のものもあります。ラウンドブリリアントカットは輝きの頂点を極めるカットです。
スクエアカットとは、正面から見て縦横のサイズが同じ正方形をしているのが特徴です、輝きというよりはクラシックでシンプルな雰囲気を出すために使用されます。
そして バゲットカットとはエメラルドカットのように長方形ですが、角を残すカットです。ラウンドブリリアントカットが58面で出来ているのに比べ、バゲットカットは約20面で出来ています。実際のカラットの数値よりも見た目が大きく見えるのが魅力のカットです。
ペアシェイプカットは、別名「ティアドロップ」とも呼ばれます。涙のしずくを意味する美しい名前の通りで独特の優美なフォルムが特徴です。
5大ジュエラーと腕時計の関係
世界の5大ジュエラーは 、HARRY WINSTON(ハリーウィンストン) 、Cartier(カルティエ)、TIFFANY & Co.(ティファニー)、BVLGARI(ブルガリ)、Van Cleef & Arpels(ヴァンクリーフ&アーペル)。
“キングオブダイヤモンド”と称される、ハリーウィンストンの腕時計に施されるダイヤモンドは 、クラリティはIFからVVSランクまで(一部のモデルを除く)、カラーのランクはD、E、Fのみを厳選、最高品質のダイヤモンドのみが使用されています。
世界最高峰の腕時計ブランドとも言われるパテックフィリップは、使用するダイヤモンドはIFのみという厳格な基準を設けています。
なおオメガのダイヤウォッチには、ギャランティカードと同じタイプの「PRECIOUS STONES CERTIFICATE(貴石証明書)」が付属し、最上級の装飾品としての品質を証明しています。
一方でロレックスはダイヤモンドのグレードを公表していません。。そんな謎多きロレックスですがそれはそれで魅力的に思えてしまいます・・・
まとめ
ダイヤモンドの魅力は、その輝きや宝飾性の他に自然の不思議とも言われる価値=限りがあるものという点もあります。ダイヤモンドが出来たのは地球が誕生した45億年前と言われています。宝飾品として使用される前は固いもの、強いものの象徴として、男性のお守りとされていたようです。
それから輝き=永遠の象徴とカットの技術の進化により、最上級の宝飾品として使用されるようになりました。ただ資源には限りがあるという事も事実。一方で近年、宝飾業界において人工ダイヤモンドが話題になってきています。人工ダイヤモンドは天然に比べ高価ではない為、今後時計業界でも人工ダイヤモンドが使用されると・・・楽しみのような・・・
最後までお読み頂きましてどうもありがとうございました。