オイスターパーペチュアルから見る、時計の新しい楽しみ方 Ref.114300
2021-09-07 11:00
ブログをご覧の皆様こんにちは、銀座エバンスの福永です。
今回はロレックスのオイスターパーペチュアルRef.114300をご紹介いたします。
ここ数年、ロレックスの人気は凄まじいものがあり、かねてより人気の高かったプロフェッショナルモデルに加え、デイトジャストやオイスターパーペチュアルといったクラシックモデルにおいても、日に日に手にすることが難しくなってきています。
人気モデルに躍り出たオイスターパーペチュアル
オイスターパーペチュアルに関しては、2020年に新世代ムーブメント搭載したモデルが誕生すると、従来では見られなかったカラフルなラッカーダイアルがラインナップに加わり、今まで控えめな印象であったオイスターパーペチュアルが大きな注目を集め、現在ではデイトジャスト以上に入手が困難なモデルとなっています。
2021年9月現在、オイスターパーペチュアルのケースサイズについては28mm、31mm、34mm、36mm、41mmと豊富に揃います。
また、ジェンダーレスが時計業界にも浸透する今日、オイスターパーペチュアルはそのピュアなデザインと豊富なサイズ展開をもって、性差に関係なく好きなサイズを好きなカラーで楽しむという、新たな体験を提供する事に成功していると言えます。
体格や手首とのバランスによる装着感の差こそありますが、女性が36mmや41mmを着けこなす姿はカッコいいですし、男性が34mmや31mmといった小振りなサイズを身にまとう姿はスマートな印象さえ受けます。
そんな素敵な楽しみ方を叶えてくれるオイスターパーペチュアルですが、ただ一つの問題があり、それは冒頭にお伝えした入手の困難さです。
そこで、現行モデルに限らず生産終了モデルまで視野に入れてみると、手にしたい候補に浮上するモデルが見つかるかもしれません。
視野を広げて選ぶオイスターパーペチュアル
現行モデルのRef.124300はケースサイズ41mmと、その大きくシンプルなデザインが魅力ではありますが、やや主張が強く感じられたり、実際に身に着けた際に大きさが気になるといった声も聞こえてきます。
そこでオススメしたいのがオイスターパーペチュアル39(Ref.114300)、現行モデルであるオイスターパーペチュアル41(Ref.124300)の前作にあたり、2015年から2020年にかけて生産されました。
Ref.124300との違いはサイズの他、搭載されるムーブメントにあります。Ref.114300に搭載されるCal.3132は、2010年以降のノンデイトモデル全般に搭載される基幹ムーブメントであり、パワーリザーブは48時間と最新モデルと比べると物足りない気はしますが、巻き上げ効率に優れたムーブメントは日常生活において必要十分なスペックを備えています。
ダークロジウムにスカイブルーのアクセントが効いたダイアルは、落ち着きの中にも軽快感が同居する絶妙な配色で人気を博しました。
また、人気のヨットマスターロレジウムにも通ずるカラーリングからは、シンプルながら上質な印象を与えてくれます。
普遍的な魅力を備えるオイスターパーペチュアル
ケースサイドはオイスターケースならではのボリュームはありますが、比較的手首の細い方でも違和感なく着けられる設計であり、美しい曲面で描き出されたドーム型ベゼルは、オイスターパーペチュアルの魅力を一層引き出しています。
ブレスレット、クラスプに目を移しても、現行モデルと遜色のない設計であり、剛性感に優れたブレスレットはケースをしっかりと支え、手首を包み込むような安定した装着感を実現しています。
これほどまでに基本設計がしっかりとし、美しい仕上げを持つオイスターパーペチュアル、性別年齢を超えて日常的に使える最適な一本として、間違いなくオススメ出来る一本です。