「贈り物」と言ってパッと思い浮かべるのは、誕生日やクリスマスなどの記念日でしょうか。それ以外にも、就職祝いや30歳・40歳などの節目、結婚記念、引退などの記念日などにも贈り物をされる方は多いかもしれませんね。ただし、贈る側からしますと、贈る相手によっては悩みどころ満載というケースもあるかもしれません。
本日は、男性スタッフ目線からプレゼントされたら嬉しいという、メンズサイズのユーズドウォッチをピックアップしてみました。贈り物をご検討なさっている皆様のご参考になればと思います。
贈り物にお勧めしたいメンズユーズドウォッチ ①ロレックス
先ずはロレックスのデイトナです。ロレックスとは、創設者であるハンス・ウイルスドルフによって、1905年のイギリス・ロンドンに設立された スイスの大人気時計メーカーです。日本でも断トツの人気を誇る理由は、半世紀以上も前に完成された機能と、流行に左右されないデザインが大きな理由と考えられます。
ロレックスの機能といえば、「 防水性と防塵性を備える世界初の腕時計の開発(1926年) 」、「世界初の自動巻メカニズムを持つパーぺチュアルローターの開発(1931年) 」、「 ダイアルの小窓に日付を表示する初の自動巻腕時計であるデイトジャストの誕生(1945年) 」という、時計業界に影響を与えた3つの特徴が有名です。そして、これらの機能を備えた各シリーズが、永い期間にわたって結果を残して全世界に認められていることがロレックスの凄さへとつながっています。
デイトナ
デイトナとは、ストップウォッチ付きのスポーツモデルです。限定モデルではないのですが、毎年生産されているにもかかわらずメーカー直営店や代理店では入手最困難の大人気モデルですね。
今回ご案内するモデルは、2016年にモデルチェンジを行った際に採用された、耐蝕性に優れた黒いセラミック製ベゼルが特徴的です。ケースサイズは40mmとカジュアルからビジネスまで幅広く対応可能で、性能からデザインまで欠点が無いのですが、だからこそ需要が集中し過ぎて供給が間に合わない状況です。当社のような並行輸入店では定価の倍以上の価格で販売されてしまうプレミアウォッチとなっていますので、もし贈り物をご検討中に、正規店で定価で見つけられたのであれば早めの決断をご提案せざるを得ないモデルですね。
高価な贈り物ですが、 ロレックスの各シリーズは流行に左右されずに永い期間ご愛用いただけるものが多いので、特別な記念でご検討されている方にはお勧めです。
贈り物にお勧めしたいメンズユーズドウォッチ ②オーデマ・ピゲ
次はオーデマ・ピゲのロイヤルオークです。オーデマ・ピゲとは、
1875年に時計師である「ジュール=ルイ・ オーデマ」と「エドワール=オーギュスト・ピゲ」によってスイスに設立されました。ロレックス同様に、自社一貫生産を貫く名門マニュファクチュールですね。世界3大時計の1つにもカウントされる王道ブランドでもあります。
ロイヤルオーク
ロイヤルオークとは、ステンレススティール素材でのラグジュアリスポーツとして、1972年に誕生したオーデマ・ピゲの代表作ですね。そのこだわりのデザインは「ジェラルド・ジェンダ」氏によるもので、現在では中高年から若い方々まで幅広く支持されているモデルです。
こちらの型番15500STブルーは、2019年発表のブティック限定モデルですね。ブレスレットの仕上げも綺麗ですし、シースルーの裏蓋からは内部が見えるという機械好きにはたまらない仕様です。ロレックスのデイトナ同様に、代理店では常に在庫を切らしているプレミアウォッチとなっていますので、時計好きの方にご用意出来れば喜ばれること間違いありません。
贈り物にお勧めしたいメンズユーズドウォッチ ③ウブロ
続いてのご案内はウブロのビッグバンウニコになります。フランス語で「舷窓」という意味を持つ 「HUBLOT」 は1979年に設立された、スイスの高級時計メーカーです。当初はラバーベルトとゴールドケースを組み合わせた斬新なモデルが主体でしたが、2005年に「融合」をコンセプトに掲げて発表された「ビッグバン」が大ヒットし、瞬く間に世界中へ浸透していきます。また、自社開発のクロノグラフムーブメント「ビッグバン・ウニコ」や、自社開発の独自素材である「マジックゴールド」などが発表され、今後も目が離せないメーカーの1つとなっています。
ビッグバンウニコ
自社ムーブメント「ウニコ」を搭載しているチタンケースに、セラミックベゼルとの異素材の組合せがウブロらしいモデルです。45mmと大きめのケースですが、ウブロの人気商品でありカジュアルで使用される方が多いですね。
ちなみに、ウブロはワールドカップの公式計時を努めていますので、国際試合中にウブロのロゴを良く見かけます。サッカーやスポーツ好きの方には大変喜ばれるかも知れませんね。
贈り物にお勧めしたいメンズユーズドウォッチ ④カルティエ
続いてカルティエのドライブドゥカルティエです。カルティエとは、1847年に設立されたフランスの名門ジュエリーブランドですね。代表作は1904年に製作された、飛行家「サントス・デュモン」への腕時計である「サントス」です。
ジュエリーだけではなく、ロレックス社と同様に100年以上の時計製作の実績を誇り、数々の傑作を生みだしています。現在も様々な種類が製作されていますが、ケーズサイズはそこそこありながらも、スタイリッシュなモデルが多いですね。
ドライブドゥカルティエ
男性向けシリーズとして2016年に発表されたドライブドゥカルティエは、2020年10月現在でも主力モデルの一つとして生産され続けています。上品なクッションシェイプが大きな特徴で、 スピネル付きの繊細な八角形リューズと相まってとても上品な仕上がりです。その小さめのリューズは、男性の指先では少々巻き上げ辛いのが難点ですが、こちらのモデルは自動巻きですので許容の範囲でしょうか。手元をスマートに決めたいビジネスマンへの贈り物には最適です。
贈り物にお勧めしたいメンズユーズドウォッチ ⑤ジャガールクルト
最後はジャガールクルトのレベルソグランデイトです。ジャガールクルトとは、1833年にスイスのジュラ山脈に設立された老舗時計メーカーです。ロレックスやオーデマ・ピゲ同様に、自社で腕時計を設計して製造し、出荷することが可能なマニュファクチュールの1つとなります。
レベルソ グラン デイト
こちらの「レベルソ」シリーズは、洗練された長方形のケースが反転することが大きな特徴です。1930年代初めに、ポロ競技中にスティックが接触して、腕時計の表面が破損してしまうことを防ぐ為に、開発された言われていますね。
裏側はイニシャルなどの刻印が可能なシンプルなタイプから、第2時間帯を表示する複雑なタイプまで揃っています。今回ご案内するモデルはスケルトンタイプで、内部が見える構造になっています。機械好きな方には堪らない仕様ですね。
ちなみに、ケースが反転するような時計は珍しいので、少し尖ったモデルに見えなくもありませんが、歴史や実績からジャガールクルト社の技術の粋が詰まった腕時計です。メカニカルな雰囲気やオリジナリティ溢れる機能がお好きな方には大変喜ばれると思います。
まとめ
贈り物ですから、受け取る側が喜んでいただくことが1番重要ですね。腕時計なので、実用的な部分は判断基準の1つに残したほうがよろしいかと思いますが、今回ご案内させて頂いたモデルはごく一部です。まだまだ多くの種類がありますので、その他の時計も是非こちらからご覧くださいませ。