「実用性抜群時計 “IWC GSTアクアタイマー”」2015年9月29日
2015-09-29 11:00
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こんにちは、エバンスの稲田です。
秋に差し掛かったと思ったら蒸し暑かったり、すずしくなるのが待ち遠しい今日この頃ですが
皆様いかがお過ごしでしょうか。
シルバーウィークは何をして過ごされましたか?
おかげさまでエバンスではたくさんのお客様にご来店いただきました。
次のお休みはみなさま是非、お友達お誘い合わせの上、銀座エバンスに遊びにいらっしゃってくださいね。
本日は2003年頃、惜しくも生産終了となってしまったIWC“GSTシリーズ”のアクアタイマー Ref.3536-002のご紹介です。
1997年、IWCは“GST”という名を冠したモデルを発表しました。
このGSTの名前の由来は、
G・・・Gold (ゴールド)
S・・・Stainless (ステンレス)
T・・・Titanium (チタニウム)
これら素材それぞれの頭文字から“GST”と名付けたそうです。
IWCは1868年創業、今年で147周年という老舗メーカーですが、実はスポーツウォッチを製作したのは1967年と比較的近年なんですよ。
そして本日ご紹介するアクアタイマーは、2004年にベゼルが文字盤内部に配されている(インナーベゼルといいます)新アクアタイマーが発表されるまでの、僅か7年間という短い製造のモデルです。
水深2000mまで耐えうる腕時計というのは当時大変珍しく、大いに話題を呼んだそうです。
防水性が高いため、ケースもガラスも分厚いつくりで頑強で安心ですが、これでブレスレットも同じように分厚ければただただ重いだけの時計になってしまいます。
ところが腕に乗せてみるとさすがIWC、腕にぴたっと吸い付くような装着感、薄過ぎず厚過ぎず、適度でなめらかなつくりが大変素晴らしいブレスレットです。
ダイビングの際ウェットスーツの上から着けても、また地上での使用時までも、実用性を考えて設計されているのです。IWCというブランドは、ただ見るだけでなく腕に乗せてみて、リューズを巻いて針を動かしてみて、改めてよさを感じるブランドだと私は思います。
私が10年程前はじめてGSTのモデルを腕に乗せたとき、その着け心地に本気で魅せられ、
購入を真剣に考えたほどです。
周りから私の腕には大き過ぎると言われ、断念したのですが・・・
そしてリューズを巻いて針を動かしてみて、というのは、こちらもはじめてIWCのポルトギーゼを触ったとき、ここまでなめらかにスムースに大胆に動くのかと、本当に感動したのを今でもよく覚えています。
リューズが大きく動かしやすい、針がまっすぐ長いというのもここまでの気持ちよさに繋がることだと思います。ポルトギーゼだけでなく、このアクアタイマーも同じです。
これは触ってみた人だけが得られる感覚です。是非一度、みなさんにも感じていただきたいです。
そしておもしろいことに、ブレスレットが自分の手でコマ調整ができるつくりになっています。
調整ピンが二本付属しており、一本のピンでブレスレット裏面の真ん中の丸いボタンを押しながらもう一本のピンでブレスサイドの丸を押す、すると中から棒が出てきてもうひとつも同じことをするとコマがはずれる。
すべてのコマの裏に丸いボタンがついていて、腕の細い方でもピッタリのサイズに合わせることができます。
また、ベゼルサイドに4箇所(12時・3時・6時・9時位置)小さなねじがついており、こちらも付属している専用のマイナスドライバーでねじを回すとなんと、ベゼルをはずすことができるんです!
これは海に潜った際、砂などのよごれが隙間に残りやすいため、洗えるようにつくられているそうです。
ということは、ブレスレットがすべてバラバラにできるということは、サイズ調整のためだけでなく、ベゼルと同じように洗ってまた組み立てれるということなのではないでしょうか。
ここまで持ち主のために考えられ設計された実用的な腕時計が他にあるでしょうか。
知れば知るほど、虜になってしまいますね。
サイズは42mm、先程お話したとおりブレスレットの形状から腕の細い男性やもちろん女性でも着けていただけます。ベゼルに吹き付けられたマットなブラックコーティングが今の流行にも合っていて、古さを感じさせません。
視認性のよい文字盤は飽きることなく、その高い防水性からマリンスポーツだけでなく、ウィンタースポーツにも着けていただけますよ。一度お手に取ってみられてください。
この着け心地、体感してみていただきたいです。みなさまのご来店、心よりお待ち申し上げております。