「ラウンドケースの描き方:パシャ」2013年7月5日
2013-07-06 10:23
(※本文中のリンクは、サイトリニューアルのためリンク切れになっていることがございます。予めご了承ください。)
ブログをご覧の皆様こんにちは、銀座エバンスの福永です。
本日はカルティエのパシャ、イエローゴールドモデル(USED)をご紹介いたします。
角型ケースが多くラインナップされるカルティエにおいて、数少ないラウンドケースを持ち、時計本来のシンプルで美しいフォルムを改めて実感していただけるモデルでもあります。
Ref.WJ111056
パシャの起源は1943年にまで遡り、防水性能を持ち合わせた時計をとの要望に応える為、気密性に優れたラウンドケースが採用された事に始まります。
視認性を高めたアラビアインデックスや、緩やかな逆Rべゼル、そしてダイヤモンドがセッティングされたリューズガードがパシャならではの優美なフォルムを描き出し、その伝統的なデザインを今に体現しています。
機械式ならではのギミックが視覚的にも楽しめるよう、裏蓋はシースルー仕様となっています。
また8カ所のビス止めと、段差の設けられた滑らかな裏蓋の造型もまたパシャを象徴する一要素となっています。
現在では生産されていない32mm自動巻モデルは、程よいボリュームそして女性の細腕をより華奢に見せてくれる絶妙なバランスが、今なお人気の高いモデルです。
華やかなゴールドで彩られたメリハリのあるフォルム、コーディネイトのアクセントにぜひお役立てください。