時計のお手入れ~革ベルト編~
2019-10-01 11:00
エバンスブログをご覧の皆様こんにちは、販売部の飯田です。
10月になり、涼しくなってまいりました。
読書の秋、食欲の秋と、いい季節になりましたね。
ドライブがてら、紅葉も見に行きたいと考えている飯田です。
皆様はどのような秋を過ごすのでしょうか。
今回は前回に続きまして、時計のお手入れについてです。
秋になり革ベルトが良く合う季節となりました。
秋モードへシフトする方も多いのではないでしょうか。
私も革ベルトが好きなこともあり、最近ラバーベルトから革ベルトに付替えたところです。
秋冬には、ばっちりと合う革ベルトですが、やはり汚れが付くと痛んでくるので日々のお手入れが大事になってきます。
レザーストラップの魅力
革ベルトには沢山の魅力があります。
色の違いはもちろん、素材の違いに、艶有なのか艶無しなのかなど、こだわればオーダーで自分だけの革ベルトを作れたりと、様々な楽しみ方があります。
また、フォーマルやカジュアルなシーンでも活躍する革ベルトは、まさにオシャレなファッションアイテムとして力を発揮します。
そんな魅力いっぱいの革ベルトを少しでも長持ちさせ、愛用していきたいですよね。
お手入れの方法をまとめてみましたので、ご一読頂ければ幸いです。
革ベルトの傷みの原因
革ベルトの傷みの原因。それは、汗や皮脂汚れだけではないのです。
もちろん大きな割合を占めているのは間違いないのですが、他にもございます。
それは、皆様も何気なく行っているかもしれない「習慣」です。
例えば、汗など付いたにも関わらず手入れをしなかったり、湿気を放置したりすること。
また、革ベルトの場合には腕にピッタリとしすぎるような、隙間無く着用されている方は要注意です。
これも劣化に繋がりやすくなりますので、着用するときにはベルトと手首の間に人差し指が一本入るくらいの余裕を持って着けるといいでしょう。
革ベルトを長持ちさせる為には
革ベルトを長持ちさせる為には、日々溜まる汚れをなるべく残さないようにして頂く必要があります。
汗や皮脂汚れは必ず付いてしまいますので、外してから乾いたタオルや布などで優しく拭き取っていただくことが重要になります。
この時に、なるべく付着した水分を取ってあげましょう。
汗などを放置してしまうと、臭いを放つ原因になってしまいますので、その日の内にお手入れするよう心がけましょう。
革を休ませることも大事
気に入った革ベルトの時計を愛用していると、毎日着けたくなりますよね。
私もその一人なのですが、まさにこれが見落としがちなのです。
革も毎日着用していると、当然のごとく劣化してきます。
なのでたまには休ませてあげることが大切です。
特に夏場は汗をかくので、一日使った場合は次の日休ませてあげるなどが良さそうです。
また、時計を2本以上お持ちの方は、使い分けて使用するとダメージを最小限に抑える事が出来ます。
革ベルトの臭い対策
革を休ませてあげた後には、皆様も気になるであろう臭いについてです。
革ベルトの場合はどうしても日頃から着用していると、臭いに関しては避けて通れないのですが、これもしっかりとケアをしてあげる事により、ある程度和らげることが可能になります。
主な原因としては汗やアカなどがありますね。
これは防ぐという事は困難です。正直着けないということしかないと思います。
しかし、せっかくの愛用時計ですから対処法知っておくことが、一番の強みになることでしょう。
やはり、汗などの汚れを放置しておくことが一番いけないことです。
湿ったところに細菌やカビがはびこり、臭いを放つことになってしまうからです。
汚れが沢山付いてしまったり、万が一水に濡らしてしまったりした場合には、日陰干しが有効です。
あくまで日陰干しです。
直射日光に当てるような日干しは避けて下さい。
また、ドライヤーで乾かそうというのも、もってのほかです。
紫外線やドライヤーによる急激な乾燥は、革の繊維の劣化につながり、革の収縮やひび割れを起こしてしまいます。
しっかりと日陰干しをした後には、消臭スプレーをかけてあげたり、革用クリームを塗ってあげたりすると、より良いですね。
まとめ
金属ベルトよりも上品なスタイルになり、コーディネートの幅を広げてくれる革ベルト。
しかし、同時に消耗品であることも事実であり、高級腕時計の革ベルトというと出費が馬鹿にならないものです。
その為、しっかりとした革ベルトのお手入れ方法を知り、実践することで、皆様ご愛用のベルトを長持ちさせることが出来ます。
少しの手間暇を惜しまずに行うことで、お持ちの時計への愛情もより一層高まるのではないでしょうか。
より素敵な時間をお過ごし下さい。