エバンスブログをご覧いただきましてありがとうございます。
関東の梅雨もようやく明け、いよいよ「真夏☀」がやって来ました。年々暑さ対策グッズを買い足している方も多いかと思います。個人的には、今年は首に巻く氷嚢と、工事現場で働く方が愛用しているらしい?帽子に付けるクールマットを購入し、小3息子の学童野球の観戦に備えています!皆様はどのような暑さ対策グッズをお持ちでしょうか。
さて今回、シンプルな仕上がりに見惚れてしまう、ロレックスの「チェリーニ」をピックアップいたします。

チェリーニとは
「チェリーニ」という名前は、 レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロが活躍した16世紀のルネサンス期に、イタリアで活躍した彫金彫刻家 “ ベンヴェヌート・チェッリーニ”の名にちなんでいます。
ベンヴェヌート・チェッリーニ氏の作品はエレガントで美しい特徴で知られていたということより、ロレックスはそんな彼の作品のような芸術性の高いコレクションを志向して「チェリーニ」という名のドレスウォッチをスタートさせました。
伝統的なクラシシズムと不変のエレガンスを讃えるチェリーニ コレクション。ロレックスのノウハウと完璧性を兼ね備え、その時代を越えたフォルムが時計製造の伝統を体現しています。
そしてロレックスのコレクションの中で、特定の人物の名前が付いているのはこの「チェリーニ」だけです。すなわちこのチェリーニ コレクションはロレックスの中でも独特の位置付けをしている事を意味します。
チェリーニの歴史

チェリーニの歴史はは1928年頃に始まります。 初代モデルである「プリンス」は当時最先端の装飾美術として流行していたアール・デコ様式のケースデザインのレクタンギュラーウォッチで、美しいものを身に着ける習慣を持つ英国紳士の間で受け入れられ、腕時計が普及するきっかけとなったとも言われています。
「プリンス」は特徴的な縦長のケースデザインを持ち、時分計と秒計が上下で離別したレイアウトとなっていました。このセパレートした秒計が、患者の脈拍計測を行うのに便利だと医師の間にも広がっていき、愛用されていたことから「ドクターズウォッチ」とも呼ばれていました。
1935年には、イギリス国王ジョージ5世の即位25周年の記念品として、大量の注文を受けるなど、上流階級によって多大な支持を受けたことによりステータス性をアップさせます。チェリーニは、時代の精神を反映しつつ、独自の美学と技術を追求し続けるロレックスの姿勢を象徴しています。
ロレックスが誕生100年になる2005年に新作として「チェリーニ プリンス」が復活を遂げたのにも注目が高まる理由のひとつです。そしてこれを機に、アンティーク市場でも世界的に評価が高まっています。
独自の進化を遂げたチェリーニは2023年に生産が終了し、後継として現代的な要素を取り入れた「1908」が発表されています。

ロレックス初のシースルーバック仕様 Ref.5443/9 手巻き
チェリーニの特徴
ロレックスの並外れたエレガンスと個性が凝縮されたチェリーニ・コレクションは、ロレックスの3大発明に数えられる「オイスターケース」はあえて採用していないのが特徴です。薄型ケースを採用することで、クラシカルなスタイルとなっています。
シンプルかつ洗練されたデザインは、フォーマルな場面での着用に最適な優雅さを演出します。また基本的には革ベルトを使用していることで、チェリーニをロレックスのラインナップの中で際立たせ、個性的な存在感を放たせています。このデザインは、チェリーニがただの腕時計ではなく、装いを完璧にする装飾品としての役割も果たすことを意図しています。
さらにゴールドやプラチナといった貴金属として価値のあるケースのみを使用していることもまた特徴の一つです。薄さを追求したムーブメント、そして主張しすぎないシンプルなデザインを創り上げています。
チェリーニのデザインは、伝統的な美しさと現代的な洗練さを融合させ、長い歴史の中で培われたロレックスの品質と技術の粋を集めた結果といえます。
いろいろなチェリーニ
チェリーニ・コレクションは「プリンス」の他、ラウンドモデルの最高峰と言われ、ケースがシリーズ唯一のプラチナ素材の「チェリニウム」、エキゾチックなクッションケースの「ダナオス」、小ぶりなケースがさり気ないラウンド型の「クラシック」、深みのある立体ケースの「チェステロ」と特徴的なバリエーションが豊富です。近年の代表作には自動巻き搭載、シンプルな3針の「チェリーニ・タイム」、さらに日付表示が付いた「チェリーニ・デイト」、2タイムゾーンと昼夜表示の「チェリーニ・デュアルタイム」、月の満ち欠け表示搭載の希少な「チェリーニ・ムーンフェイズ」などがあります。

誰もが知るロレックスの独自の魅力を持つチェリーニ、ドレスウォッチ選びの際は一度触れてみていただきたいモデルです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。