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パネライ~PAM01572~

2025-12-02 11:00

エバンスブログをご覧の皆様こんにちは。

今回はデカ厚時計の代名詞として親しまれているパネライから、現行モデルのラジオミール クアランタについて記事にしてみたいと思います。

Ref.PAM01572

昨今は腕時計のデカ厚ブームは落ち着きを見せておりますが、依然として根強い人気があることも事実です。当店、銀座エバンスでも人気は高く、多くの皆様にご購入頂いております。

パネライはイタリア海軍への精密機器納入から、長らく軍事用のミッションウォッチであった事など、多くの魅力がある時計メーカーです。

そんなパネライから、手首にスッキリと収まり、輝きを放つラジオミールクアランタ Ref.PAM01572をご紹介させて頂きます。

①パネライ

パネライと言えばデカ厚時計で知られ、根強いファンを獲得しているブランドです。1998年からのデカ厚ブームを牽引し、時計界に一大ムーブメントを巻き起こしました。近年ではブームは過ぎ去ってはいるものの、依然としてビッグフェイスの時計は人気が高いのも事実です。

多くの時計ファンを魅了してきたパネライですが、人気の理由として時計自体のカッコよさはもちろんですが、ブランドの歴史背景もファンの心をくすぐる要因の一つとなっています。

イタリア海軍用ミッションウォッチとしての出自があるパネライ。長らく軍事用時計として活躍してきましたが、長くの間その存在が秘匿されてきたことや、1966年の大洪水により資料が散逸してしまった事も重なり、その歴史は多くの謎に包まれています。

創業者はジョバンニ・パネライ。1860年にイタリアのフィレンツェにて「スイス時計店」を開いたことでパネライの歴史が始まります。

時計販売だけでなく、修理や組み立て、時計学校としての顔も併せ持つ等、フィレンツェを代表する時計店として活躍をしていきました。

その後、イタリア海軍へ精密機器やミッションウォッチを極秘裏に製作していたパネライですが1990年代に東西冷戦が終結し、役割を終えたことで世に出ていく事となります。

民間向けの時計を発表したのが1993年。そこから1997年までの期間に作られたモデルを「プレ・ヴァンドーム」と呼び、高級時計市場において大きな評価を得ています。

そして1998年4月にはSIHHにおいて国際的な高級時計市場にデビューを果たし、国際的な名声を獲得していった事で現在に至ります。

現行のパネライでは「ルミノール」「ラジオミール」「ルミノールドゥエ」「サブマーシブル」からなる4つのコレクションを展開すると共に、様々な限定モデルやラジオミールの原点回帰を行い、魅力的なモデルを揃えています。

②ラジオミール クアランタ

長らくパネライの二大モデルとして君臨していたラジオミールから、小径モデルであるクアランタ(イタリア語で40mmを意味する)が登場したのが2023年。クアランタが初登場したことにより、これまでの顧客層にプラスして新規顧客の獲得に繋がるなどファン層の拡大に繋がっています。

ケースサイズが小振りになっただけでなく、自社製ムーブメントのキャリバーP.900を搭載している事でケースの薄型化にも繋がっています。これが着用感の向上にも一役買っており、見事に腕元に馴染みます。ルミノールドゥエよりも薄いケースとなっており、袖口にしっかりと収まるのが特徴です。

ケース全体は鏡面仕上げで艶感のある仕上がり。これまでのパネライの軍用時計のイメージを覆すような小径薄型モデルです。サイズが小振りである事から、日本人の手首周りにもマッチしやすい事でしょう。

クアランタはゴールドモデルを含めると、文字盤違いを含めて6種類ございます。ステンレスモデルではブルー、ブラック、ホワイト、グリーンと言ったカラーがあるので、お気に入りの色を見つけるのも良いでしょう。

③Ref.PAM01572

Ref.PAM01572

ラジオミールクアランタモデルの中で黒文字盤を採用したモデルです。ゴールドカラーの針が黒文字盤と非常に好相性でセクシーな印象です。特徴的なクッションケースにベルトとケースを繋ぐワイヤーループ型のラグ、円錐形のリューズなど、ラジオミールのDNAはしっかりと受け継いでいます。

クアランタとはイタリア語で「40」を意味しており、名称通り40mmの小径ケースとなります。小振りなサイズ感が魅力であり、手元にスッキリと収まります。

これまでの軍用時計のイメージを良い意味で大胆に崩していると感じました。イタリア海軍向けの屈強なそれとは異なるモデルで、あまりにもドレッシーです。しかし、それがかなりの好印象に繋がっているのもまた事実です。これまでの軍用時計なんだけれども不思議とスーツに合う。という印象よりも、完全にスーツスタイル向けといったような仕上がりで、ドレスウォッチをお探しの方にも十分に刺さる内容の時計ではないでしょうか。

ベルトを止める尾錠の部分においてもこれまでパネライの専売特許とでも言うべき特徴的なフィッシュテールではなく、なんとも華奢な尾錠となっています。一目見た時のパネライらしからぬその風貌には驚きましたが、実際に手に取ってみると時計とのバランスが非常に良く、驚きました。

無駄を削ぎ落したシンプルなデザイン。パネライらしさは失わず、特徴的なクッションケースとリューズが見事に存在感を放っており見事です。

試着イメージ

パネライの中でも着用のしやすいサイズ感であると同時に、45mmケースでは扱い辛いという方にも向けた普段使いのしやすさが際立つ一本です。パネライでは史上最薄となるケース厚とのことなので、着用感をお試し頂きたいです。

新たな選択肢として候補に入れて頂きたい一本です。

④まとめ

パネライの元祖ダイバーズウォッチであるラジオミールを現代的に解釈して、世に送り出した良作です。防水性能は50mまで落としていますが、普段使いとしては充分であると考えます。大事な場面で活躍することはもちろん、プライベートにおいても休日を彩る相方となってくれるのではないでしょうか。

付属品も揃っており、現行の青い箱もコンパクトでカッコよさと可愛さの両方を兼ね備えています。

これまでパネライはデカすぎて候補から外していた方にもご覧頂きたい一本です。是非とも銀座エバンス店頭にて実機をご覧ください。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

銀座エバンス

  • 東京都中央区銀座5-5-11(みゆき通り) 

  • TEL:

    03-6274-6740(11:00~20:00)


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