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モデル解説:オイスター パーペチュアル エアキング Ref.126900

2023-07-03 11:00

1940年代から続くロレックスの伝統モデル「オイスター パーペチュアル “エアキング”」。モデル名は「オイスター パーペチュアル」であり、“エアキング”という名称は、いわゆる愛称(ペットネーム)となります。

長い間ロレックスのエントリーモデルとして愛されてきたシンプルデザインの「エアキング」。2014年に一度その名称は消えましたが、2016年に従来のイメージを覆した40mmサイズのスポーツモデルとして復活。新たなコンセプトのもと、現代的なデザインで誕生しました。

そして、2022年に登場したのが本モデル「Ref.126900」。2016年登場の40mmエアキングからコンセプトや基本デザインは変わらず、ムーブメントや細部が変更されています。
 

ロレックス エアキング Ref.126900の特徴

エアキング「Ref.126900」は、大幅なリニューアルとなった先代モデル「Ref.116900」の方向性を踏襲したスポーツモデルです。

“飛行のパイオニアたちと、壮大な飛行史においてオイスターが果たした役割へオマージュ”した時計と位置づけられ、文字盤の「Air-King」は、1950年にデザインされた書体となっており、 モデル名に相応しいコンセプトとしてデザインされています。

飛行時間が読み取りやすいように大型化したミニッツスケール(分表示)が特徴的で、素材やカラーのバリエーションはありません。ブラックの文字盤にはエクスプローラーⅠと同じような、3・6・9の大きなアワーマーカーに加え、 黄色の王冠マーク、緑の秒針と「ROLEX」ロゴなど、これまでのロレックスにない特徴を備えています。

本モデル「Ref.126900」と前モデルRef.116900の外観における違いは、リューズガードが加わり、インデックスの数字3、6、9が夜光に変更するなどが挙げられます。それ以外の全体的な印象は同様ですが、以下のような違いも見られます。

文字盤のブラックがマットから艶ありになり、ダイアル1時位置の数字が「05」に、ダイアル6時位置の表記が「SWISS 王冠 MADE」に変更。ケースサイド面が直線的になり、ラグの形状が細く短くなりました。

新型(Ref.126900)では、前期種(Ref.116900)で採用されていたミルガウス同様の耐磁インナーケースが廃止され、新たに70時間パワーリザーブの新世代ムーブメント(Cal.3230)を搭載されています。そのため、ケースの厚さが約1.5mmほど薄く約11.6mmに、重量も前モデルから約10g軽く約145gになりました。

クラスプ(ブレスレットの留め具部分)は、シングルロックから、セーフティキャッチ付きの「ダブルロック」仕様に変更。ブレスレットの幅(ラグの間隔)は1㎜ほど広がっており、全体的にスポーティーさを強めたモデルチェンジとなりました。

ロレックス エアキング Ref.126900 のスペック

  • 素材:ステンレス
  • ケースサイズ:直径40mm
  • ムーブメント:自動巻き( Cal.3230 )
  • 防水性能:100m
  • 夜光素材:クロマライト
  • 風防素材:サファイアガラス

ロレックス エアキング Ref.116900 の製造年

2022年(ランダム)~

ロレックス エアキング Ref.126900 のムーブメント

自動巻き-Cal.3230(ロレックス自社製ムーブメント)

パワーリザーブ:約70時間
クロノメーター: 〇
ハック機能:〇
駆動タイプ:自動巻き
振動数:28,800振動/時

ムーブメントは サブマリーナ(Ref.124060)やエクスプローラーI(Ref.124270)と同じ新世代ムーブメント「Cal.3230」を搭載。「Cal.3230」は、パラクロム製ヘアスプリングや、パラフレックス・ショック・アブソーバーを搭載。独自開発の「クロナジー・エスケープメント」により、よりエネルギー効率と耐磁性を高めました。70時間のロングパワーリザーブを実現し、より信頼性を高めた仕様となっています。

スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)のクロノメーター認定を受けており、ロレックス独自の新規格「高精度クロノメーター」の導入により、クロノメーターよりも厳しい検査基準を設けています。

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