エバンス オンラインショップ担当の大貫です。
6月10日に開催された、第91回のル・マン耐久レース。58年ぶりにフェラーリが優勝し、トヨタが6連覇を逃す結果となりましたが、そんな中、突然ロレックスが新作の発表を行いました。
過去のル・マンの映像と共に、映し出されるコスモグラフ・デイトナ。“ル・マン”といえば、スティーブ・マックィーンの「モナコ」を連想しますが、ル・マンの公式スポンサーはロレックスが務めており、優勝者には「コスモグラフ・デイトナ」が贈られるのが慣例となっています。
今回2023年6月10日に発表されのは、1モデル。ホワイトゴールド製デイトナで、『ル・マン100周年』を記念する特別モデルとなっています。
記念モデル「デイトナ Ref.126529LN」
6月の第2週目の土曜日に突如発表されたホワイトゴールド製デイトナ。ホワイトゴールドのブレス仕様では初となるセラクロムベゼルを備えており、さらに今年発表されたプラチナ・デイトナと同様に『シースルーバック』となっています。
また、文字盤も往年のポールニューマン(エキゾチック)ダイアルを彷彿とさせるデザイン。特別感のあるモデルですね。個人的には反転カラーのパンダ文字盤の方が良かったような気もしますが、“白”の色合いの再現が難しそうです。残念。
「 Ref.126529LN」の詳細情報
今回発表された「Ref.126529LN」は、ル・マン100周年の記念モデルとして発表されており、タキメーターの「100」が赤く色づけされています。これまでのロレックスでは行わない手法ですので、新鮮ですね。
またクロノグラフ機能が通常の12時間ではなく、ル・マン24時間レースにちなみ24時間の積算計になっているため、ムーブメントも既存のモデルに無い『Cal.4132』を搭載するなど特別な1本の様です。
ちなみに、同じシースルーバック仕様のプラチナ製デイトナ「Ref.126506」では、ムーブメントは『 Cal.4131』となりますので、積算計の仕様の違いで、異なっているみたいですね。
ロレックスからは以下のような案内となっています。
ロレックスはル・マン24時間レースの100周年を記念し、伝説的なクロノグラフの独創的なモデルを発表する。18 ct ホワイトゴールド製のこの新モデルはブラックセラミック製セラクロムベゼルを備え、タキメーターの目盛りの「100」の数字がレッドのセラミックで記され、このレースの100周年を想起させる。ブラックダイアルに映えるホワイトのカウンターのグラフィックデザインは、伝統的なロレックスのダイアルからインスピレーションを得ている。オイスターケースは、トランスパレントケースバックとオイスターブレスレットを備えている。このオリジナルのタイムピースには独自のムーブメント、キャリバー 4132が搭載されており、クロノグラフ機能が通常の12時間ではなく、ル・マン24時間レースにちなみ24時間の積算計になっている。このムーブメントはクロナジー エスケープメント、パラフレックス ショック・アブソーバを搭載し、ブリッジにはロレックス コート・ド・ジュネーブモチーフ装飾が施されている。18 ct イエローゴールド製の開口部のある回転錘(ローター)には、最適化されたボールベアリングが採用されている。すべてのロレックス ウォッチと同様に、このオイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナの特別モデルはSuperlative Chronometer(高精度クロノメーター)認定で、手首着用時に極めて優れた性能を発揮する。
https://www.rolex.com/ja/watches/new-watches/new-cosmograph-daytona
特に「限定品」というわけではなさそうですが、内容から見ても生産数は非常に限られるのではないでしょうか。いつまで生産されるのかも気になるところ。国内定価は「お問い合わせください」となっており、市場相場も非常に高額となることが予想されますね。