ブログをご覧の皆様こんにちは、販売部の福田でございます。
以前、普段使いしやすい高級時計のご案内をさせて頂きました。その際のご予算は10万円台でしたが、本日は若干グレードアップして30万円台のモデルをご紹介致します。一生ものの腕時計を探したい方や高級腕時計を検討し始めたばかり方のご参考になればと思います。
30万円台で探すお勧めユーズドウォッチ
①ロレックス
先ずは「ロレックス」です。創設者であるハンス・ウイルスドルフによって、1905年にイギリスで創設された大人気高級時計メーカーです。
1919年に時計製造で有名なスイスのジュネーブに会社を移転後は、様々な発明を行って時計業界に大きな影響を与えていきます。流行に左右されないデザインと半世紀以上も前に確立された堅実な仕様は老若男女問わず幅広い層に信頼され、現在では世界中の人々に愛用されています。
代表作は、1945年に発表された「オイスター パーペチュアル デイトジャスト」ですね。ロレックスの「3大発明」を全て備えたシリーズとして発表からロングセラーとなっています。
~ ロレックスの3大発明 ~
①『オイスター』と名付けられた防水性と防塵性を備える世界初の腕時計の開発(1926年)
②世界初の両方向回転式ローターの自動巻メカニズムを持つ『パーぺチュアルローター』の開発(1931年)
③ダイヤルの小窓に日付を表示する初の自動巻腕時計『デイトジャスト』の誕生(1945年)
オイスター パーペチュアル
本日ご案内しています「オイスター パーペチュアル」とは、ロレックス3大発明の内の2つを採用したシンプルな自動巻きのシリーズとなります。
こちらのシリーズにカレンダー等の特別な機能は付きませんが、ロレックスの原点となる機密性の高い防水ケースに高性能自動巻きムーブメントを搭載しています。
いくらシンプルと申しましても、他のシリーズと比較して性能的に劣るようなものではなく、むしろ視認性の良さや流行に左右されないデザインが万人向けという高い評価で、デイトジャスト同様に幅広い層に人気となっています。
なお、こちらのモデルは残念ながら生産終了となってしまいましたが、現行モデルの28mmサイズよりやや小さめの26mmとなっており、使い勝っての良さから相変らずの人気となっています。
王道の腕時計でやや小振りなものをお探しの方には大変お勧めですね。生産終了モデルは、年々状態が良い個体は減少してしまいますので、どうぞお早めにご検討くださいませ。
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②オメガ
次は「オメガ」です。1848年、時計師「ルイ・ブラン 」によってスイスに設立された老舗時計メーカーですね。社名となっているオメガは、1894年に究極の意味を込めて発表されたキャリバー『オメガ』から名付けられています。
数々のヒット作や限定モデルが発表されますが、代表作はストップウォッチ機能を備えた手巻きの「スピードマスター」ですね。人類が初めて月に降り立ったミッションに携行された腕時計です。NASA公認の腕時計として採用され、時計業界では知らない人は居ない程のモデルとなっています。
また、商品構成はカジュアルやスポーツからエレガンスまで幅広い上に、様々なサイズが充実しているので、ロレックス同様にオメガの愛用者は世界中に拡がっています。
尚、オメガはこれまでに数々のオリンピックの公式計時を担っており、現在開催中の東京2020も担当しています。テレビでは「OMEGA」や「Ω」というオメガのロゴを見かけますね。国際大会での計時を任せられるという大きな実績も、人気の後押しをしているようです。
デ・ビル アワービジョン コーアクシャル
本日ご案内する「デ・ビル アワービジョン コーアクシャル」が発表されたのは2007年です。ケースサイドの一部や裏ブタがシースルーとなっている、「デ・ビル」シリーズの中でも独創的なデザインが話題となりましたが、実は自社開発のムーブメントであるCal.8500が登場したのもこの年であり、シースルー構造はそのムーブメントを見せるためだったようですね。
今でこそ、オメガの「コーアクシャル」は一般的ですが、オーバーホール期間を8~10年の期間へと長期化させるという耐久性に優れた当時のキャリバーは非常に画期的でした。
時計メーカーの高性能腕時計をお手頃価格でお探しの方にはお勧めしたいモデルですね。当時の新品定価は792,000円と高価なものですが、この性能であれば価格とのバランスは決して悪くありませんし、本日ご案内しているモデルはユーズド価格でのご案内ですので、きっとご満足頂けるのではないでしょうか。
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③シャネル
続いて「シャネル」です。「シャネル」とは1910年にフランスのパリに設立された高級ファッションブランドです。
ファッションに疎い男性の皆様でもシャネルの名前をご存じの方は多いのではないでしょうか。商品展開はハンドバッグやフレグランス、腕時計などと幅広く女性用がメインとなっています。中でも「シャネルNo.5」の香水はとても有名ですね。
シャネルの腕時計に関しては、1987年に発表された「プルミエール」というシリーズがロングセラーとなっています。シャネル初のウォッチコレクションであるこちらのデザインは、パリのヴァンドーム広場からインスパイアされました。8角形が特徴的なエレガントなシリーズです。
J12
本日ご案内している「J12」は、シャネル初のスポーツシリーズとして2000年に発表されました。本格的にメンズサイズの展開を発表したことで、ペアでの需要が高い大ヒットシリーズです。
大きな特徴はケースやブレスレットに使用されたハイテクセラミックです。
ハイテクセラミックとは、シャネルが採用した耐傷性に優れたセラミック素材のことですね。硬度を維持しながらも、貴金属のような光沢と陶器のしっとりとした質感を併せ持っています。
当時のカラーは白と黒のみというブレない姿勢は、その後多くのファンを惹きつけることに成功します。一番身近なアクセサリーとして、ファッショナブルな装いに関心ある方にお勧めです。
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④IWC
続いて「IWC」です。「IWC」とは『International Watch Company』の略です。アメリカ人技師である「 フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズ 」によって1868年にスイスのシャフハウゼンに設立された老舗時計メーカーですね。
ドイツの国境付近ということもあり、商品展開では絢爛豪華よりも質実剛健で実用的なモデルが豊富となっています。「パイロットウォッチ」のシリーズは日本でも大人気です。
スピットファイア マークXVI
イギリスの戦闘機「スピットファイア」の機体をイメージしています。ミドルケースには磁気に強い耐磁ケースを使用し、フェイス部分は華美な装飾を取り払い針や数字を大きくして高い視認性が確保されています。正に質実剛健を地でいくモデルですね。飛行機やメカニカルな雰囲気が好きで、腕元には拘ってみたいという方にはお勧めです。是非一度実物をご覧ください。
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⑤パネライ
最後は「パネライ」です。「パネライ」とは、創始者「ジョヴァンニ・パネライ」によって、1860年にイタリアのフィレンツェに設立された老舗時計メーカーです。当時は販売や修理だけではなく、フィレンツェ初の時計製造学校としての役割も担っていました。
その後、1930年代にイタリア海軍からの依頼を受け、特殊部隊用のダイバーズウォッチ「ラジオミール」を完成させます。名称の由来は、1916年に特許を取得したラジウムを使用した夜光塗料「ラジオミール」からとなっています。
ラジオミール発表以降も様々な開発が進みますが、軍用ということで機密扱いが続くパネライは、1993年の軍との契約完了を期に一般向けの販売を開始します。折しも、90年代後半からの腕時計は大型化がトレンドとなり、ビッグフェイスの火付け役となっています。
ラジオミール ブラックシール ロゴ
本日、ご案内する「ラジオミール ブラックシール ロゴ」は、2017年に生産終了となってしまった一般モデルです。「ブラックシール」とは、イタリア海軍低速魚雷部隊のニックネームで、『黒アザラシ』という意味になります。
ラジオミールの大きな特徴は、クッションケースとワイヤーループシステムのラグです。こちらのラグはケース裏のネジを回して取り外してストラップ交換するタイプですね。
また、45mmサイズケースの文字盤には、ブラックシールの文字やパネライのロゴがバランス良く配されています。クラシカルな雰囲気でも、少し大きめのサイズをお探しの方にはピッタリです。
まとめ
いかがでしょうか。本日のご案内はごく一部でございますが、高価なお買い物となりますので是非色々な腕時計を試してみて下さい。 また腕時計を選択する際の判断基準は様々だと思いますが、あまり妥協はなさらずに自身の好みに合った腕時計を見つけていただきたいですね。