「ターニングポイント:バブルバック」2013年6月29日
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ブログをご覧の皆様こんにちは、銀座エバンスの福永です。
本日はアンティークロレックスの代名詞とも言えるモデル、通称バブルバックをご紹介いたします。
機械式時計が手巻きから自動巻きへと移行の兆しをみせた、1930年代半ばから50年代にかけて製造された自動巻きムーブメントを、オイスターケースへ搭載したモデルがバブルバックと呼ばれています。
その特徴はバブルバックと呼ばれる所以ともなった裏蓋の膨らみです。
従来の手巻き用のケースには納まりきらないムーブメントを、裏蓋を膨らます事で解決の糸口を見つけた、その愛らしいフォルム、そして20年余りに渡り生産されていた事による、ケースやダイヤルの多彩なバリエーションが、自分だけの一本を探し選ぶ楽しさに繋がっています。
Ref.3372
ピンクゴールのエンジンターンドべゼルが特徴的なモデルです。
伸びやかなリーフ型の時分針、そしてゴールドの秒針が、簡潔なダイヤルの絶妙なスパイスとなり、31mmというサイズを感じさせない程の存在感を放っています。
ユニークダイヤルやメルセデス針などインパクトのある意匠がもてはやされるバブルバックですが、こちらのようにシンプルでありながら美しいバランスを保つモデルもまた、身につける方の趣味の良さを静かに物語ってくれるのではないでしょうか。
Ref.3696
バブルバックのフォルムとピンクゴールドの素材感が相まって、何とも愛らしい印象のモデルです。
ケースやべゼルにややボリュームを感じるものまた、製造技術の発達した現在では見られない造型であり、当時ならではの雰囲気を色濃く味わっていただけるモデルです。
また、本来メンズモデルですが31mmというケース径のため、女性の方が着けられてもお似合いになるのではないでしょうか。