スイス製高級腕時計から選ぶ手巻き時計 「カラトラバ3520D」
2022-09-27 11:30
本日は、世界3大時計に称えられるパテック フィリップから、手巻き「カラトラバ」のご案内です。
パテック フィリップ
「パテック フィリップ 」とは、1839年に創立されたスイスの名門マニュファクチュールです。
数々の特許を取得し、その高い技術力によって、ミニッツリピーターやトゥールビヨン等の超複雑時計の製造を手掛けています。
超複雑時計は、大量生産がきかない上に完成まで相当な時間を費やす為、大変高価なものとなりますが、最高峰への憧れは止むことはなく世界中でご愛用されています。
また、超複雑時計だけではなく、スポーツウォッチやドレスウォッチも充実しており、日本でも大人気の高級時計メーカーですね。
カラトラバ
「カラトラバ」とは、1932年に誕生したドレスウォッチです。その名前は、12世紀のスペインのカラトラバ騎士団に由来します。視認性の良い上品なラウンドウォッチのシリーズとなっています。
初代カラトラバの名前は「96(クンロク)」といいます。フラットなベゼルのとてもシンプルなモデルですが、発表以来ロングセラーとなり現在ではパテック フィリップの顔となっていますね。
その後、ベゼルにギョシェが施されたり、ダイヤモンド付きとなったりと、サイズも含めてバリエーションが増えていく中、流行に左右されない完成されたデザインから、「丸型腕時計の模範」と言われるようになっていますね。
カラトラバ3520D
本日ご案内する「3520D」シリーズですが、発表は1973年となります。当時はYG製とWG製ケースの2種類の展開でしたが、その後RG製ケーズが追加されたようですね。残念ながらいつシリーズに加わったのかは分かりませんが、2000年頭まで流通していたと思われるドレスウォッチです。
大きな特徴は、ベゼルのギョシェ装飾(ホブネイルパターン)ですね。高級感があってとても上品な仕上がりとなっています。決して華美なモデルではございませんので、普段使いからフォーマルまで幅広く活躍してくれることは間違いなさそうです。
ケースの厚さは約5mmとなっており、パテック フィリップの中でもかなりの薄型タイプです。ゴールド製品でも重さをそれほど感じさせませんので、とても実用的なモデルとなっていますね。
尚、ケースサイズは32mmですので、ドレスウォッチの中でも小振りなモデルをお探しの方には大変お勧めです。
その他のカラトラバ
下の画像左側は、初代カラトラバ「96」の直系である「5196」シリーズのローズゴールド製になります。こちらのモデルは現在生産終了しているようですので、「5196」お探しの方はお早めにご覧くださいませ。
また、右側の画像は、「6000」シリーズのローズゴールド製です。シンプルなカラトラバの中では珍しい、ポインターデイト仕様(文字盤外周の日付を針で示す機能)となっています。ドレスウォッチ系でも、ややカジュアルなデザインがお好みの方にはお勧めです。
まとめ
パテック フリィップというと雲上ブランドというイメージが先行して、敬遠してしまう方もいらっしゃいますが、商品は言うに及ばす本国でのアフターサービスも安心できますので、一生に一度のお買い物としてご検討なさってみてはいかがでしょうか。