2025年に発表された「ランドドゥエラー36 Ref.127234」。ステンレス&ホワイトゴールドベゼルの36mmモデルです。直線的な一体型フォルムに、高振動の新型ムーブメントを搭載します。

ロレックス ランドドゥエラーの概要
2025年に発表された「ランドドゥエラー(Land-Dweller)」。モデル名は「陸の居住者」といった意味です。クラシックコレクションに属し、ロレックスでは2012年以来となる新規のコレクションとなります。

ランドドゥエラーは、開発に7年以上を費やしたハイビートの新型自動巻きムーブメントを搭載。外装は、1969年のロレックス クォーツ、1974年のデイトジャスト等で採用されたケースとブレスレットが一体となった平面的なフォルムを現代の技術で復活しています。
バリエーションは、ケースサイズが40mmと36mmの2種類。素材はプラチナ、エバーローズゴールド、ロレゾール(ステンレス&ホワイトゴールドベゼル)の3種類となります。プラチナモデルやエバーローズゴールドモデルには、ベゼルとインデックスにダイヤモンドを配したモデルも存在します。
| 型番 (Ref.) | ケース径 (mm) | ケース素材やジュエリー使い |
| 127334 | 40 | ホワイトロレゾール(ステンレス×ホワイトゴールド) |
| 127335 | 40 | エバーローズゴールド |
| 127336 | 40 | プラチナ |
| 127385TBR | 40 | エバーローズゴールド+ベゼルダイヤ+10Pダイヤ |
| 127386TBR | 40 | プラチナ +ベゼルダイヤ+10Pダイヤ |
| 127234 | 36 | ホワイトロレゾール(ステンレス×ホワイトゴールド) |
| 127235 | 36 | エバーローズゴールド |
| 127236 | 36 | プラチナ |
| 127285TBR | 36 | エバーローズゴールド +ベゼルダイヤ+10Pダイヤ |
| 127286TBR | 36 | プラチナ +ベゼルダイヤ+10Pダイヤ |
ロレックス ランドドゥエラー 36 Ref.127234の特徴

ランドドゥエラーでは小さい方のサイズとなるRef.127234。ケースの厚さはロレックスでは薄型の約9.7mmで、100m防水も実現。ベゼルはホワイトゴールド製で、デイトジャスト同様のフルーテッドベゼルですが、刻みの幅が広めになっています。
裏蓋はロレックスでは珍しいシースルーバック仕様。36,000振動/時の高振動で作動するCal.7135ムーブメントの動きや、くりぬかれた18Kイエローゴールドのローターを見ることができます。

立体的なダイアルは、レーザーで加工された新デザインの「ハニカムモチーフ」。溝の部分には繊細な同心円状のサークルも刻まれています。Ref.127234のカラーは、サテン仕上げのインテンスホワイトのみの展開。インデックスも新デザインで、バーインデックスは両端まで夜光塗料が塗布されています。

ブレスレットは、表面がフラットな5列リンクの新型「フラットジュビリーブレスレット」。薄型で手首にフィットします。留め金部分は、バックル部分までコマが連なるコンシールドタイプの「クラウンクラスプ」。王冠部分が引き手となっています。
ロレックス ランドドゥエラー 36 Ref.127234のスペック
- ケース素材:ステンレス
- ベゼル素材:ホワイトゴールド
- ケースサイズ:直径36mm
- ムーブメント:自動巻き( Cal.7135 )
- 防水性能:100m
- 夜光素材:クロマライト
- 風防素材:サファイアガラス
ロレックス ランドドゥエラー 36 Ref.127234の製造年
2025年(ランダム番)~
ロレックス ランドドゥエラー 36 Ref.127234のムーブメント
自動巻き-Cal.7135(ロレックス自社製ムーブメント)

パワーリザーブ:約66時間
クロノメーター: 〇
ハック機能:〇
駆動タイプ:自動巻き
振動数:36,000振動/時
Ref.127234のムーブメントCal.7135は、精度の高さが利点となるハイビート仕様。ロレックスでは初となる高振動の機械式で、5Hz(=10振動/秒=36,000振動/時)で駆動。その秒針は1秒間に10回という細かさで時を刻みます。
Cal.7135では、ゼンマイの力を針に伝える脱進機を一新。「ダイナパルス エスケープメント」と呼ばれる全く新しい脱進機構を採用しています。緻密に設計、配置された2枚のシリコン製歯車により、ハイビートムーブメントの懸念点であるエネルギー効率を向上しました。
更に、時計のリズムを刻むテンプの芯にハイテクセラミックを採用、シリコン製のひげぜんまい「シロキシヘアスプリング」や改良された「パラフレックス ショック アブソーバー」など、テンプ周りも素材や構造を見直し。最適化が図られました。
新型脱進機、新素材の積極的な採用などで、効率、耐磁性、耐衝撃性などを高めたCal.7135。36,000振動/時のハイビートでありながら66時間のパワーリザーブを実現した次世代ムーブメントとして、今後の展開が期待されます。
また、スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)によるクロノメーター認定に加え、2015年から導入されたロレックス独自の新規格「高精度クロノメーター」もクリア。ケーシング後の精度測定など、クロノメーターより厳しい検査基準が設けられています。
