ロレックス×フィレンツェ伝統美Ref.1502/8
2025-10-14 10:30
エバンス ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
記録的な酷暑を更新したあまりにも強烈な夏でしたが・・・、一雨ごとに秋も深まってまいりました。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
あんなに楽しみにしていたのに…急な秋の到来に我が家のタンスはまだまだ夏の衣類が沢山 汗^^;
早く衣替えせねばと強く心に誓い―。

さて今回は!こんなところにまで美しい仕上げ。うっとり見惚れるフィレンツェの伝統工芸が腕元で堪能できちゃう。ロレックスでは珍しすぎる彫刻仕上げの名品をピックアップ。
名門ブランドが誇る金の芸術と上質の革ベルトが一気に秋色にシフトさせてくれる。
衣替えまだ急ピッチ派も、ヴィンテージウォッチ好き派も。
ロレックス稀少モデルで秋冬色コーデに変!身!!

入荷時の初見、普通の(「普通の」、といっては語弊があり過ぎますが)ロレックス オイスターパーペチュアルデイトかなと思ってしまいました。それもその筈。このシリーズにこんな美仕上げが施されたモデルは殆どありませんから。。強いて言えば、ロレックス ドレス系最高峰モデルにあったデイデイトのバーク仕上げが一番近いでしょうか。

ベゼルとブレスレットの中コマにバーク
1980~1990年代に生産されたロレックスのラグジュアリーシリーズ、デイデイトにラインアップした「バーク仕上げ」。細かく筋目の入った樹皮を意味する「バーク」、その名のごとく繊細な木の表面のような特殊なデザインをベゼルとブレスレットのコマに施したモデルです。18Kイエローゴールドなどロレックス ハイクラス シリーズに採用された特別枠組。
生産時期もスポット的なものであったようで近年~現行モデルに同等のものがなく、現在もリバイバルを心待ちにするコアなファンも多いという。
短期間に限られた生産しかなかった、中古市場でも大変希少な位置づけを築いています。
オイスターパーペチュアル デイト

そんな大変珍しい「バーク仕上げ」の上をゆく?!今ピックアップ商品のレア品、 オイスターパーペチュアルデイト『フィレンツェ仕上げ』Ref.1502/8。
防水性の高いオイスターケース、自動巻き式ムーブメントを搭載したロレックスのスタンダードシリーズをベースに「フィレンツェ仕上げ」が施されます。視認性に優れたすっきりとした文字盤、丸みのあるドーム型のプラスティック風防。1960年代と年式は古いながらも今も昔も変わらぬシンプルで実用性のあるデザインは世界中から愛されます。
このオイスターパーペチュアルデイト、ベゼルとラグ表面に「フィレンツェ仕上げ」と呼ばれる美しい装飾を施したレアピース。ご覧ください、この芸術的な彫刻美。力の入れ具合や彫りの深さなど、職人の高度な技術と経験が求められる繊細な作業は、素材本来のもつゴールドの滑らかさと光沢感が見事に調和。現代の効率的な生産方法とは異なり、職人の手作業によって1つずつ丁寧に作り出されます。前途の通り、ロレックスでこのような仕上げのものは「デイデイト」といったハイクラスのモデルでしか生産がありませんので「オイスターパーペチュアルデイト」でこの仕上げのラインナップは稀少です。
「フィレンツェ仕上げ(彫り)」
「フィレンツェ仕上げ(彫り)」は、イタリアのフィレンツェでルネサンス期(1500年半ば頃)から伝わる伝統的な彫金技術であります。金細工や木象嵌(もくぞうがん)など様々な工芸が集まるフィレンツェの街ならではの伝統の一つである「フィレンツェ彫り」。
ジュエリーなどに装飾されることが多く、「花の都」フィレンツェの美しさを表現。「屋根のない美術館」とも称され、この街の芸術性を垣間見ることができます。

古典主義のギリシア文化(つる草模様)のエデラ、ひし形を意味するロサンジ、つる草模様から派生したフローレンス、植物や虫がモチーフとなるピアンテ エ インセッティ。技法やモチーフによってはゴルフクラブやオイルライターにカスタムしたり、時計ブランドではオーデマピゲやパネライにもこの技術を採用したモデルがあります。
繊細な模様、職人のプライドを感じさせる、拘りと技術が詰まっています。時を経ても変わらぬ伝統は時計の芸術性すら高めます。
ダイアル&プラスチック風防

一見スタンダードに見えるダイアルですが、クサビ型インデックス(1・5~7・11時)がユニークな配列で採用。現行にはない趣あるインデックスの入り方が全体のデザインと相まってイイ感じのまとまりをもたせてくれます。
この年代の特徴でもあるプラスチック風防。主にアクリル樹脂などのプラスチックでできており、ふっくらと丸みを帯びた形状。サファイアクリスタル風防とは異なり、少々傷つきやすい面もありますが、万が一落としてしまってもパリンと割れにくく強度もあります。温かみのある独特のレトロ感がお愉しみいただけます。
ベルト

恐らくこちらは新品時ブレスレット仕様であったかと思われますが・・・、時代の流れとともに流れ着いた今、私どもでは上質素材の新品革ベルトをお付けしました。落ち着いたお色目のブラウンカラーです。イエローゴールドの素材感とも相性がよく、よりクラシカルな雰囲気に包まれました。専任のスタッフがオススメする肌馴染みの良いオーダー革ベルト。ヴィンテージ感を味わいつつも、フレッシュな気持ちでスタートできますヨ。ご期待ください!
いかがでしたでしょうか。
現行モデルにはない伝統の彫刻や味わい。
芸術の秋に是非、貴方の腕でお愉しみください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。