“ 冒険者”の名を冠する探検家用プロフェッショナル・ウォッチ「エクスプローラーⅠ」。
世界初となるエベレスト登頂時の装備品としてオイスターパーペチュアルの特別モデルが携行され、その登頂時のデータや登山家からのフィードバックをもとに、エクスプローラーは1953年に誕生しました。
大きなメルセデスハンドや、3・6・9の視認性の良いアラビア・インデックス を用いたデザインは当初から変わることなく、長きにわたる伝統的な意匠を継承しています。
ロレックス エクスプローラーI Ref.214270の特徴
Ref.214270は、2010年より生産されている現行モデル。「エクスプローラーⅠ」としては、シリーズ最大となるケース径39mmで、シンプルながらも存在感のあるデザインとなっています。
素材バリエーションはステンレスのみ、そして文字盤もブラックのみの展開となっており、シンプルに時間を知るためのツールとして ロレックスの目指す堅牢性、そしてカレンダーまでも排除することで生み出される抜群の視認性を特徴としたモデルです。
前モデル(Ref114270)から大きく変更となった点の1つがケースサイズで、36mmから39mmへと3mmものサイズアップ。ブレスレットも大幅に改良されており、堅牢なソリッドメタルによるオイスターブレスレットや立体的なバックルとなり、またクラスプには、容易にサイズを微調整できるイージーリンク機能(ブレスレットの長さを5mm延長可能)を備え、高クオリティで加工品質に優れたブレスレットとなっています。
2016年には、Ref.214270のリファレンスは変わらず、針や文字盤のマイナーチェンジが行われています。針が太く、大きくなり、さらに特徴的な3・6・9の数字にクロマライト夜光が塗布されたことで、より視認性の向上が図られています。
人気が高いのは後期モデルですが、今後の流通量次第では前期モデルの需要が高まりそうです。
ロレックス エクスプローラーI Ref.214270のスペック
- 素材:ステンレス
- ケースサイズ:直径39mm
- ムーブメント:自動巻き( Cal.3132 )
- 防水性能:100m
- 夜光素材:クロマライト
- 風防素材:サファイアガラス
ロレックス エクスプローラーI Ref.214270の製造年
2010年(G番) ~
ロレックス エクスプローラーI Ref.214270のムーブメント
自動巻き-Cal.3132(ロレックス自社製ムーブメント)
前モデル(Ref.114270)のCal.3130に代わり搭載されたCal.3132。 Cal.3130をベースに、パラクロム製ひげゼンマイとなりました。パラクロムとは、ロレックスが独自に開発した素材で、耐磁性や耐衝撃性が向上。磁力、温度変化に強く、標準値の10倍もの強い耐衝撃性を持ち合わせています。
また耐震装置が変更され、 従来の耐震バネから耐衝撃性を50%も向上させる独自開発の「パラフレックス・ショックアブソーバー」を採用。 パラクロム製ヒゲゼンマイとパラフレックス・ショックアブソーバーを搭載したエクスプローラー I は過酷な環境下においても高い精度と堅牢性を誇ります。