オイスターケース、回転ベゼル、ねじ込み式リューズを搭載して「潜水艦」という意味を持つサブマリーナは、1953年に誕生し、ダイバーズウォッチの原点と呼ばれる存在となっています。
日常生活において必要十分な、300m=1000フィートという防水機構を搭載したダイバーウォッチ。「サブマリーナー」はモデルチェンジが幾度かのモデルチェンジがなされても、ほとんどデザインや意匠に変更は無く、如何に初代モデルの完成度が素晴らしい物だったかと実感出来ます。
ダイバーズウォッチとして完成されたデザインのサブマリーナ。プロフェッショナルウォッチとしての性能はもとより、抜群の視認性を誇ります。
ロレックス サブマリーナ Ref.14060Mの特徴
サブマリーナのノンデイト仕様、Ref.14060Mは、ガラスには日付の拡大レンズがなく、シンプルで端正な印象です。 前モデルに「Ref.14060」がありますが、デザインは同一。2001年にムーブメントがマイナーチェンジ(Cal.3000 → Cal.3130)され、リファレンスの末尾に“M”が付くようになりました。
Ref.14060Mは、前期型と後期型に分けられます。2001年に登場した際は、前モデル同様にノンクロノメーターでしたが、2006年(ℤ品番)よりクロノメーター認定を受け、文字盤に「クロノメーター」が記されるようになっています。
回転ベゼル付きの他モデルは、セラクロムベゼルの採用が進められていましたが、Ref.14060Mの生産期間は長く、2012年まで生産され、アルミニウム製のベゼルプレートを備えたスポーツロレックス最後のモデルでした。
ロレックス サブマリーナ Ref.14060Mのスペック
- 素材:ステンレス
- ケースサイズ:直径40mm
- ムーブメント:自動巻き( Cal.3130 )
- 防水性能:300m
- 夜光素材:ルミノバ
- 風防素材:サファイアガラス
ロレックス サブマリーナ Ref.14060Mの製造年
2001年(P番)~2012年(ランダム品番) 【生産終了】
ロレックス サブマリーナ Ref.14060Mのムーブメント
自動巻き-Cal.3130(ロレックス自社製ムーブメント)
Cal.3000の後継機種として2001年に誕生し、Ref.14060Mに搭載されたCal.3130は、後継機モデル(Ref.114060)においても引き続き採用されています。
Cal.3000からの変更点は、テンプを支えるブリッジが1本から2本となり耐衝撃性が向上。また、調整機構マイクロステラナットからマイクロステラスクリューへ変更され精度の安定性やメンテナンス性も改善されました。
2012年からの後継機モデル(Ref.114060)では ムーブメントの一部が変更。ヒゲゼンマイの素材が、ブルーパラクロムへ変更されています。