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初秋の色香漂うチューダー レンジャー

2024-09-02 10:30

エバンスブログをご覧の皆さま、こんにちは。
9月が始まりました。
残暑続く関東地方、夕方の風にほんの少しだけ秋を感じるようになってきたように思います。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

今夏、世界中を感動に包んでいる「パリ2024オリンピック・パラリンピック」。
決戦を終えたアスリートたちのエピソードトークにオリンピックの感動が蘇り…また涙、涙…。
当面 日本列島、興奮と熱気が冷めることはなさそうですね。

まだまだ色々な暑さも続きそうな9月ではありますが、快適な秋生活まで、あと少しです!頑張って乗り切りましょう!

チュードル レンジャー

さて今回は、初秋から始めるにふさわしい、チューダー レンジャーをピックアップ。新品ウォッチながら、ヴィンテージテイスト溢れる仕様がイイ感じ。アクティヴになるこれからの季節にぴったり、“冒険”をテーマにしたシンプルウォッチのご紹介です。
“初秋(真夏)の大冒~~険!!”(って、ちょっと古い?!笑)をこの腕時計でいかがでしょう!

TUDOR=チューダー?チュードル?

少し前まで日本で『TUDORチューダー』は、「チュードル」と呼ばれていたので、私もいまだに「チュードル」と言ってしまいます…。間違えではありません。
2018年に日本に正規代理店が上陸したことをきっかけにメーカーでは呼称をチューダーへ変更。これを機にメーカー広告やサイトではチューダーに統一しています。
ロレックスをローレックス、カルティエをカルチエ、ヴァシュロンをバセロン!いいんです!呼び方も多様性の時代。昭和感溢れる?!この愛称、大好きです!(笑)

ロレックスの技術と信頼性をもって、確固たる品質と先駆性を備えた腕時計を提供し、新たな市場を開拓するという使命のもとに―。

1920年頃、ロレックスのディフュージョンブランドとして誕生したチューダー ウォッチカンパニー。
ロレックスの創始者であるハンス・ウィルスドルフがロレックスの普及を目的とし、チューダー(当時はチュードルと呼称)を作ったとされています。

当初イギリスでの販路拡大を担っていたチューダー。 イギリス国民にとって馴染み深いネーミングをと、由緒正しいイギリス王家チューダー家の名とバラの紋章をブランド名とロゴに採用。スッと人々の中に溶け込んでゆきました。

当時のチューダーには、オイスターケースやブレスレットなどの外装パーツをはじめ、ロレックスと同じ部品が多く採用されていました。見た目もロレックスに大変よく似ている、ムーブメントが「他社製」であるかという点だけで、あの高嶺のブランド時計が低価格で買える!とあれば、魅力も大。

高級ブランド ロレックスのブランディングはますます確立され、コストパフォーマンスに優れたチュードルは多くの人々が手にすることが出来る人気ブランドへと広く周知されてゆきました。

現在チューダー社は、自社製ムーブメントの開発はもちろん、最先端のテクノロジーと先進的なクリエイティビティをもとに現状に甘んじず、常に進化を続けます。
歴史深いチューダーのストーリーの中にある揺るぎのない使命。卓越性をもちながらもその豊かな歴史が時計製造の礎となっており、過去と現代の大胆な融合により、他に類をみない腕時計を提案し続けているのだと、同社は唱えます。

RANGER レンジャー

冒険・探検家にインスピレーションするレンジャー。起源は1929年に遡ります。チューダーの商標登録からわずか3年で「RANGER(レンジャー)」が登録されているので、ほぼチューダーの歴史とともに歩んできたといってもよいでしょう。

そんな歴史深いレンジャーですが、当初は特定のモデルを示すものではなく、チューダー時計に冒険的な要素を付加するために使用されていこともあり、冒険時計というよりエレガントよりだった原型をもちます。1952年~1954年に英国北グリーンランド部隊の遠征に携行したオイスタープリンスには「RANGER」の文字は刻まれていなかったそう。

様々な経験を経て発表された時計こそ、堅牢で実用的、探検時計をコンセプトとしたレンジャーとなります。1960年代に確立された、ブラックのダイアルに3.6.9.12時のアラビアインデックス、3針のデザイン基準。視認性に優れ、シンプルを極めた冒険ウォッチのコンセプトを永続します。

その後も、日付表示の有無、ダイアルにチューダーローズ、盾のマークをあしらったもの、ケースとブレスレットを一体化させた「レンジャーⅡ」など、長い歴史の中で幅広く展開。同社を代表するベストセラーモデルとして君臨します。

REF.79950

チュードル レンジャー

今ご紹介品、REF.79950は2022年に発表された現行モデル。
1952年の英国北グリーンランドへの探検に携行してから70周年という節目に記念してリリースされたとあって当時のモデルの印象を色濃く残す仕様が特徴的。
どのような環境下であっても高い視認性を実現するよう、精悍なブラック文字盤に夜光塗料を充分にのせたアラビアインデックス、ダイナミックな時分針、まるでアンティークの風防を思わせるようなドーム型サファイアガラスの採用と、現代モデルながら、冒険時計のコンセプトをしっかりと踏襲し、随所にヴィンテージモデルを彷彿とさせる味わいはなんとも言えません。
さらには39mmと程よいボリュームなので男性だけでなく、女性の腕にもいい感じ。カーキにベージュ、赤ステッチと秋色のスパイスがきいたファブリックベルトで軽快にオシャレが愉しめそうです。

チューダーは現在、自社開発ムーブメントも手掛けており、最先端の技術を採用します。本品には、自慢の高性能マニファクチュールキャリバーMT5402(COSC)を搭載。なんとクロノメーター認定、70時間ものパワーリザーブを備えます。もちろん、適正な価格がされたツールとしての役割を忘れません。

新しいレンジャーは、ヴィンテージ(アンティーク)ウォッチを持ってみたいけれど、繊細でデリケートだし…と、取り扱いに不安を抱くユーザーやコストパフォーマンスを求める大きなニーズにもしっかりと応えてくれている1本。
是非、この機会にお試しくださると嬉しいです。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

チューダー(チュードル)
レンジャー

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