レザーストラップで探すユーズドメンズウォッチ

ブログをご覧の皆様こんにちは、販売部の福田でございます。

腕時計を検討する際には、幾つか気になるポイントがあると思います。例えば、それは価格であったりデザインであったり、性能や希少性にこだわる方も多いですね。また、耐久性の面においても重要視なさる方も結構多く、そのため腕時計のベルトに関しては、頑強な金属製ブレスレットを選択するケースがほとんどとなっています。

しかし、耐久性にやや難が有りながらも、革製ベルトのクラシカルな雰囲気や、お洒落なカラーに惹かれて購入される方は途絶えません。理屈ではなく、腕時計のベルトは革製ではないと満足出来ないというお話も良く耳にします。

そこで、当社では最近入荷の少なかった革製ベルトのユーズドが若干充実してまいりましたので、本日はその中から厳選したお勧めモデルをご案内させて頂きます。

レザーストラップで探すユーズドメンズウォッチ　①ランゲ＆ゾーネ

先ずは、「ランゲ＆ゾーネ」です。「ランゲ＆ゾーネ」とは、1845年にドイツの時計師である「アドルフ・ランゲ」によって設立された、ドイツの老舗高級時計メーカーです。

アドルフ・ランゲ は、イギリスやスイスに負けない時計作りを自らの使命としながらも、産業が崩壊したザクセン州エルツ山地の窮状を憂い、州都ドレスデンから辺境のグラスヒュッテに移住し、時計工房の設立を決意します。

数々の苦難を乗り越えて成功を収めますが、大戦中に爆撃されてしまった工房の再建が叶わず1948年に国有化されます。しかし、ここでの苦難も乗り越え1990年には、アドルフ・ランゲ の曾孫であるウォルター・ランゲによって復興が果たされます。

現在では、世界5大時計メーカーの1つに数えられ、ランゲ＆ゾーネ以外は全てスイス製という場所に堂々とその名を連ねています。複雑時計の製造やドイツ製ということで玄人好みに見えますが、その時計のデザインは洗練されたものが多く幅広い層の皆様に愛用されていますね。

サクソニア・デュアルタイム

「サクソニア」とはドイツ東部にある、ザクセン州の名前に由来します。故郷ザクセンの名を冠する「サクソニア」は、現在ランゲ＆ゾーネの主力シリーズの1つとなっています。本日ご案内している「デュアルタイム」は、ふたつの異なった時刻を表示する特殊機能を搭載しており、旅行先などではとても便利となっています。

5時付近を指しているブルースチール針がホームタイムを、10時付近を指しているホワイトゴールド製の短針はご旅行先などの現地時間を表示します。

短針の移動は、ケースサイドのプッシュボタンを押すだけで1時間ずつ進めたり、戻したりすることが可能となっております。動作の手順が少ないため設定はとても容易です。

特殊な機能が付いたりすると、武骨なデザインになったりするものですが、スタイルを損なわない美しい仕上げとなっています。黒革ベルトとのバランスはサクソニアシリーズのクラシカルな雰囲気にピッタリですね。ランゲ＆ゾーネの流通量はそれ程多くはないので、他の方とは違ったこだわりの腕時計をお探しの方には大変お勧めです。

ケース裏側に刻印されている「GLASHUTTE」の文字は、ドイツ製時計発祥の地であるグラスヒュッテの町を表し、「I.SA」はin Sachseという意味で、ザクセン州の製品であること表します。

シースルーバックからは、ランゲらしい美しい仕上げとなっている自動巻きムーブメント「キャリバーL086.2」が確認出来ます。72時間のパワーリザーブを実現しており実用的ですね。

ベルトには標準仕様の尾錠ではなく、純正ホールディングバックルとなっており、着用時などに起きる落下のリスクを軽減しており、使い勝手の良さが感じられます。

レザーストラップで探すユーズドメンズウォッチ　②オメガ

続いて「オメガ」でございます。「オメガ」とは1848年にスイスに設立された老舗時計メーカーです。映画007に使用された「シーマスター」や、人類初の月面着陸に携行された「スピードマスター」などが有名ですね。スポーツシリーズ以外にも、「デビル」や「コンステレーション」というドレスウォッチのシリーズも大人気となっており、これら4種類の主力シリーズがメーカーの根幹を支えています。

グローブマスター　アニュアルカレンダー

1995年に発表された「グローブマスター」は、初代のコンステレーションを彷彿させるデザインと最新の技術を詰め込んで搭載された自社ムーブメントが大きな特徴です。 2021年現在、オメガ社では当たり前となってしまった世界初の「マスタークロノメーター」モデルの誕生でした。

「マスタークロノメーター」とは、スイス公認クロノメーター検査協会(C.O.S.C.)の認定を受けたムーブメントを使用した上で、スイス連邦計量・認定局(METAS)の新しい基準をクリアした時計に与えられる称号です。姿勢差や防水はもちろんのこと、磁気帯びの検査も実施します。ちなみに、磁場の影響を受けないものの中にはノートパソコンなどの身近なものからMRIまで含まれており、驚愕の15,000ガウス以上の超高耐磁性能を誇ります。　　　　　　　

本日ご案内しているこちらのモデルは、その高性能マスタークロノメーター仕様にアニュアルカレンダー(カレンダーの調整は2月末だけで構わない)機能を備えます。シンプルな黒革ベルトとの相性は抜群で文字盤をしっかりと引き立たせます。

ステンレススティール製ケースに革ベルトのモデルで定価100万円オーバーは若干高価な気もしますが、超高耐磁や100m防水も備えていることを考えれば申し分ない内容ですね。モデルは決まっていないけど、高性能モデルをご検討中の方にはお勧めですので是非一度お手に取ってご覧くださいませ。

レザーストラップで探すユーズドメンズウォッチ　③ロレックス

最後に「ロレックス」です。「ロレックス」とは、創設者であるハンス・ウイルスドルフによって、1905年にロンドンで設立された高級時計メーカーです。1919年に会社をスイスのジュネーブへ移転後、様々な発明を行って時計業界の発展に大きな影響を与えていきます。

2021年現在、ロレックスをお探しの方が多過ぎて代理店では一部欠品が続き、弊社のような並行輸入店では定価オーバーのプレミア価格となってしまうモデルが続出してしまう程の大人気時計メーカーとなっています 。

デイデイト

「デイデイト」とは1956年に発表された、日付だけではなく曜日も確認出来るロレックスの代表作の１つです。大きな特徴は、曜日の表示方法が省略(SUN)ではなく、フルスペル(SUNDAY)で表示されるということですね。当時では画期的な機能として大絶賛されました。

また、その時計に使用される素材はゴールド製かプラチナ製のみとなっており、モデルによっては貴石を使用して大変高価になるものも存在する、ロレックスの最上級シリーズです。

本日ご案内しているデイデイトはホワイトゴールド製で、文字盤には10個のダイヤモンドがセットされています。ケースは豪華な仕様ですが、落ち着いた雰囲気の黒革ベルトと組み合せで上品な仕上がりとなっていますね。エレガントな腕時計をお探しの方にお勧めです。

尚、こちらモデルは現在生産終了となっております。今後品薄になる可能性がございますので、お早目にご検討頂いたほうがよろしいかもしれません。

※こちらのモデルは先日店舗にて販売済です。恐れ入りますが、現在は欠品中でございます。

レザーストラップで探すユーズドメンズウォッチ　④フランクミュラー

「フランクミュラー」とは、1992年に天才時計技師「フランク・ミュラー」によって、スイスに設立された高級時計メーカーです。

フランクミュラーは複雑時計から独創的な腕時計を発表し、瞬く間に高級時計メーカーの仲間入りを果たします。日本ではヒット作である「トノウカーベックス」や「ロングアイランド」が大人気となっていますね。

トノウ カーベックス グランギシェ

代表作である「トノウ カーベックス」の「トノウ」はフランス語で樽を意味し、「カーベックス」は手首に合わせた流線型のデザインを意味します。そして「グランギシェ」はフランス語で大きな窓という意味になり、ここではビッグデイトを示します。クラシックな雰囲気と近代技術の融合となっており、いかにもフランクミュラーらしいモデルですね。

また、ビザン数字と呼ばれるアラビアインデックスが文字盤に放射状に拡がるデザインも、フランクミュラーの大きな特徴ですね。ユニークなモデルですが、こちらも黒革ベルトと合わせることで全体のバランスが上手く取れているように感じます。独創的な腕時計をお探しの方にお勧めですね。

まとめ

いかがでございましたか。湿度の高い日本では、これからの季節は革ベルト製品は敬遠がちになってしまいますが、モデルによってはベルトは革の方がバランスが良いというご意見も良く耳にします。夏本番となる前に一度ご検討頂けたらと思います。別のモデルは、またの機会にご案内させて頂きます。

※革ベルトのモデルは他にもございますので、こちらからご覧下さいませ。