機械式腕時計から選ぶアラーム搭載モデル『 ブレゲ　クラシックGMTアラーム 』

ブログをご覧頂きまして誠に有難うございます。　

11月に入り、ようやく季節らしい寒さとなってまいりました。風邪など引かないようお気を付けください。

本日はブレゲの「クラシック 」シリーズの中からアラーム搭載モデルをご案内させて頂きます。

ブレゲ

「ブレゲ」とは、創始者「アブラアン＝ルイ・ブレゲ 」によって1775年にパリで設立された老舗時計メーカーです。

アブラアン＝ルイ・ブレゲ氏と言えば、トゥールビヨン（重力の影響によって発生する誤差を解消する為に時計心臓部のみ回転させる超複雑機構 ）の発明を始め、数々の複雑機構の改良を施した天才時計職人としてその名を轟かせています。

その他、ブレゲ針やブレゲ数字、ギョシェ彫り、コインエッジなどといった機構以外の装飾に関しての発明も多く、時計業界に大きな影響を与えています。

その後、1999年にスウォッチグループ（世界最大の時計製造グループ）の傘下となりましたが、時計製造への情熱は健在で魅力的な腕時計を製造し続け、現在では世界５大時計メーカーの一角を担っています。

クラシックGMTアラーム

「クラシック」とはブレゲの伝統的な特徴を備えた主力シリーズの1つで、「パイロット」や「マリーン」などと共にメーカーの屋台骨を支えています。

本日ご案内しているモデルは、その名前の通りアラームやGMTを搭載しているクラシックの派生シリーズとなります。

特徴的な青いブレゲ針とギョシェ彫の文字盤との組み合わせが上品なモデルですが、見慣れない針が幾つか配置されていますのでそれぞれの役割について簡単にご説明させて頂きます。

先ず、文字盤11時側に配置されている扇形のメーターと針は、アラーム用のパワーリザーブインジケーターとなっており、巻き上げたアラーム用ゼンマイの残存量を確認出来ます。

そして、3時側の小さな文字盤の時針と分針でアラーム時刻を表示します。4時側のリューズでアラーム時刻を修正後、8時位置のプッシュボタンでアラーム『♪』のオンとオフを切り替えられます。

また、２時側のリューズを一段引き出しますとメインの時針のみ単独で操作することが可能となりますが、その際９時位置の文字盤の時針はホームタイムを表示したままですので同時に２か国の時刻を知ることが可能です。

なお、インダイヤルに施されているギョシェ彫は昼夜でパターンを変えています。

最後になりますが6時側に配置されている針が秒針となります。根元に施されているギョシェ彫ですがこちらもメインのパターンとは異っています。

ここまで手が込んだ文字盤はあまり見かけませんので、機能だけではなくデザインまで拘りたい方に、是非この機会にお試しいただきたい1本です。　

ちなみに、アラームの音は‘ジリリ･・･’と電子音とは異なった趣のある音色を楽しめます。シースルーバックからはその様子を鑑賞することも可能でございますので、機械好きの方にはたまらない仕様となっています。

その他のお勧めモデル

　

まとめ

いかがでしょうか。本日ご案内したモデルは全体のごく一部ですので、色々ご試着なさってお好みのモデルを見つけて頂けたらと思います。

メーカー毎に雰囲気はガラッと変わりますので、機会がございましたらまたご案内をさせて頂きます。