ロレックス GMTマスター

　1955年発表の「GMTマスター」。国際線パイロットの要望に応えパン・アメリカン航空と共同開発により誕生しました。
世界初のセカンドタイムゾーンを表示する腕時計として開発されたロレックスのGMTマスターは、2カ国の時間を表示できる画期的な機能を備え、 航空産業の発展と共に、その名は世界に広く知れ渡ることとなります。 モデル名である“ＧＭＴ”の由来は世界標準時である、 Greenwich Mean Time（グリニッジ標準時）の略称から名づけられたています。24時間表記の回転ベゼルとGMT針で異なる2カ国の時間表示を簡単に知ることができます。
　GMTマスターには、これまで「GMTマスター」と「GMTマスターⅡ」の2タイプ存在しています。GMTマスターⅡは1982年に誕生。 短針を単独で動かせる機能が加わり、その後GMTマスター（区別のためGMTマスターⅠと呼ばれています）とGMTマスターⅡが並行して販売されてきました。 機能以外にもベゼルプレートのカラーバリエーションの違いがありましたが、1999年に「GMTマスターⅠ」が生産終了し、以降GMTマスターⅡのみの販売となります。
　その後、GMTマスターの誕生50周年をあたる2005年に、大幅なモデルチェンジを行い、ロレックス初となるセラミック製ベゼルを逸早く採用。 2013年以降には、ロレックス独自の製法により「青黒（通称バットマン）」や「赤青（通称ペプシ）」など2色使いのセラミック製ベゼルを実現。 一目でGMTマスターとわかる色使いとなっています。特に赤青のペプシベゼルは、往年のモデルを思わせる雰囲気で、人気を高めています。