完全な防水を求め、オイスターケース、回転ベゼル、ねじ込み式リューズを搭載して1953年登場したモデルが「潜水艦」という意味を持つサブマリーナー。実は、サブマリーナー発表の前には、サブマリーナーの全身であるターノグラフ(Ref6202)が、テストモデルとして開発されており、現在のサブマリーナーまで進化したと言われています。
1953年時では、サブマリーナーも100m防水からのスタートで始まっています。大きく区別をすると、現行モデルを含めると第6世代までの分類になります。
【第一世代】ターノグラフの弱点だった真鍮製の回転ベゼルを強度の強いステンレス製に変更して登場。三種類のモデルが混在していました。
【第二世代】ビッグクラウンで有名なジェームスボンドモデル(オークションでは、数千万の価格が付く場合もあります)。
【第三世代】サブマリーナー史上、最短で生産終了されたモデルや100m防水最後のモデルであり、次世代へ向けたアプローチを感じさせます。
【第四世代】リューズガード、高い防水性を確保するトリプロックリューズ、ダイビングスーツ着用時の簡単にブレスレットを延長できるフリップロックエクステンションリンクなど、現行モデルの基礎機能を搭載した世代です。
【第五世代】1989年から続くロングセラーモデル。デイト、ノンデイトの2モデルのラインナップ。2010年に生産終了となった旧サブマリーナー。
そして、第六世代にあたる現行モデルは、2008年のバーゼルフェアーで発表になりました。まずは金無垢モデルを発表、2009年には18KYGコンビモデル、そして2010年にステンレスモデルが登場しました。文字盤のバリエーションでは、青、黒、グリーンであり、コンビ以上のモデルには、文字盤に8Pのダイヤモンドインデックスタイプも存在します。