ロレックス最大級のモデル、また初のチタン使用モデルとして2008年バーゼルワールドにて発表されたシードゥエラー・ディープシー。超深海プロフェッショナル・ダイバーズで知られる【シードウェラ】の後継モデルとして登場しました。
ちなみにこの【ディープシー】、ロレックスの歴史の中でこの名称が登場したのは実は今回が初めてではありません。1960年1月23日、オーガスト・ピカール博士が設計した深海潜水艇バチスカーフ、トリエステ号にて、息子である海洋学者のジャック・ピカールがアメリカ海軍ドン・ウォルシュ大尉の指揮のもとマリアナ海溝最深部、水深10,916mまで到達。その際に観測室外壁に取り付けられたロレックスの試作モデルが【ディープシー・スペシャル】。この名称に由来しています。
当時アメリカ海軍さえも成功するとは考えていなかったピカール親子が成し遂げた1万メートルを超える潜水はいまだ破られていない記録です。その命がけのスピリットが【ディープシー】という名前に込められています。