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「リアルマッコイズ × チャック・イェーガー GMTマスターⅠRef.16700」 2015年11月6日

2015-11-06 19:10

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こんにちは、銀座エバンスの稲田です。
日に日に秋が深まる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
昼は暖かな日もありますが、夜は寒いですからみなさまご自愛くださいね。

さて、本日は前回に引き続き、リアルマッコイズが手掛けたロレックス、
リアルマッコイズ × チャック・イェーガーGMTマスターⅠRef.16700 をご紹介致します。


チャック・イェーガーとは。
1923年アメリカウェストバージニア州生まれ、御年92歳の“伝説のパイロット”です。
1941年アメリカ陸軍に入隊後、整備士になり、その2年後の1943年にパイロットの資格を得ます。
訓練に訓練を重ね、第二次世界大戦に参加。
大戦中には一度のミッションで5機もの戦闘機を撃墜して、エースパイロットの称号を与えられたそうです。
第二次世界大戦後アメリカ空軍に移って、テストパイロットとなり、1947年、世界初の“超音速飛行”
を成功させました。

「音の壁」
飛行機に対して殆ど知識のない私でも聞いたことのある言葉です。
みなさんはいかがでしょうか。
第一次世界大戦後の1930年代、次にいつ起こるかわからない戦争に備え、戦闘機の速度を飛躍的に
高める為、様々な会社が研究に打ち込み開発に励んでいた時代です。
その時代に彼らが最も恐れていたこと、音速すなわち音の壁。

音速とはその字の通り音のように早い、つまり秒速約340m、時速約1225kmのことで、
単位は“マッハ”と表します。
速度が音速に近付くにつれ、空気がまるで鉄の塊の“壁”のようになります。
垂直降下などで急激に速度を上げ、音速に近付くと機体は激しく振動し、操縦桿が動かなくなり、
空中でまるで壁にぶつかったように機体が空中分解してしまう、ということが実際に何度も起きて
いたのです。
当時、特に戦闘機に乗るパイロット達に音の壁は、悪魔の領域として恐れられていたそうです。


1940年代に入り、ジェットエンジンが開発されて音の壁を打ち破れる可能性が出始めました。
当時ヘリコプターの製造で成功を収めていたベルという飛行機製造会社が名乗りをあげ、
ベルとアメリカ陸軍・空軍による共同開発が行われました。
その音速を超えるジェット戦闘機の名が、今回ご紹介するGMTマスターⅠの裏蓋に記された
“Bell X-1”なのです。

X-1の開発は大変難航したそうです。
それはそうですよね、世界で初めて人類がまだ到達したことのない、音速の壁の向こう側に行こう
としていたのですから。
X-1の機体はピストルの弾を大きくし、飛行機の大きさにしたような形をしています。
機体が小さいため燃料切れ等の不安を考慮し、B-29という私も耳にしたことのある巨大な戦闘機で
空中に運び、パイロットが空中でその小型のX-1に乗り込み挑戦する、という大掛かりなテストと
なりました。

そして機体の設計の問題とは別に、更に大きな問題が発生します。
それは、テストパイロットを誰にするか、という問題です。
先程もお話しした通り、操縦桿がきかなくなり最悪の場合は空中分解・・・!
命が懸かっていますから、テストパイロットには相当額の報酬が用意されたそうです。
一説には15万ドルといわれ、当時の日本のレートは1ドル=4.267円、当時の平均月収が30~70円
の時代ですから、なんと、5000倍です。
いかにこのプロジェクトが危険であったか、アメリカがどのような思いでこのテストに懸けていた
のか、当時の描写が浮かびます。
そして、その選ばれしテストパイロットこそが。
伝説の飛行士、“チャック・イェーガー”だったのです!

イェーガーは、X-1の機体に愛妻の名を入れ「グラマラス・グレニス(GLAMOROUS GLENNIS)」
と名付けます。
彼はこのプロジェクトの2日前、妻と共に乗馬中に落馬し、肋骨を骨折してしまったそうです。
しかしそんな怪我などものともせず、人類初の音速飛行を見事やり遂げた彼はまさに、
生きる伝説なのです。

「本当の音の壁は空にはなかった」
彼の言葉です。
「超音速飛行に関する私達の知識や経験の中に、壁はあったのだ」
名言ですよね。
この伝説、名言を後世にまで伝える映画があるそうです。「ライトスタッフ」
彼の偉業を忠実に再現している映画、このブログを読んで興味が出たみなさん、
是非ご覧になってみてください。


いかがでしたでしょうか。
生きる伝説のパイロット、“チャック・イェーガー”の名を選んだリアルマッコイズ。
世界で一番空が好きな男といっても過言ではありませんよね。
そんな偉人の名を冠したGMTマスターⅠ。
音速突破50周年の1997年に世界限定150本製造された、レアモデルです。
こちらの赤×青ベゼルの生産は、わずか50本です。

前回のスティーブマックイーンモデルと同じく、こちらも大切なお客様からのご委託商品です。
コンディションも、付属品の状態もとても良好です。
大変貴重なモデル、みなさまに一度お手にとってみていただきたいです。
映画を見た後、この裏蓋のX-1をみると感動して頂けると思います。
皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております。

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